やわらん.net
    中国の最新ニュースを現地からお届け…

中国側から見た尖閣諸島問題
このページの写真と内容は中国のサイトから抜粋翻訳したもので、中国側の見解となっています。
日本政府の見解と相違がある場合がありますが、ご理解いただければ嬉しく思います。


中国では尖閣諸島のことを「釣魚島」、「釣魚台」、「釣魚群島」、「釣魚列島」と呼ばれている。

「釣魚列島」は中国の温州市から約356キロ福州市から約385キロ、基隆市から190キロ離れており、「釣魚列島」周囲の海域面積は約17万平方キロで、台湾島が5個も収まる面積がある。
1972年にアメリカが「釣魚列島」の行政管轄権を日本に渡し、日本の沖縄県石垣市に併合される。歴史上琉球は日本の領土ではない。

釣魚島及びその付属島嶼は、古来より中国の固有の領土であり、中国はこれに対して争うことのできない歴史的・法的根拠がある。
中日双方に釣魚島の主権帰属問題で係争があることは客観的事実であるが、中国側は一貫して事実を尊重することを踏まえて、外交交渉によって問題の解決をめざすよう主張している。

尖閣諸島



★釣魚島及びその付属島嶼が中国の固有の領土である歴史的・法的根拠
〜〜其の壱〜〜先に発見したのは中国!?

数多くの文献、史料が示しているように、
釣魚島及びその付属島嶼は、中国人民が最も早く発見し、命名し、利用し、わが国の漁民が世々代々これらの島嶼と付近海域で漁労などの生産活動に携わってきた。
15世紀以前、中国南東沿岸部の一部商人、漁民は釣魚島とその付属島嶼を航海時の標識としていた。


〜〜其の弐〜〜先に主権を行使したのも中国!?

わが国の明と清の時代に、中国はずっと釣魚島とその付属島嶼に対して主権を行使していた。
早くも明の初期において、釣魚島とその付属島嶼は中国の版図に組み入れられ、永楽年間(紀元1403〜1424)に出版された『順風相送』と言う書物に、中国人が福建省から琉球に行く途中通り過ぎた釣魚嶼、赤坎嶼 (すなわち赤尾嶼)などの島嶼の名前がはっきり記載されていた。


〜〜其の参〜〜中国の歴史資料が釣魚島について記載している!?

明と清の時代に琉球王国に派遣された冊封使が出使録の中で、釣魚島などの島嶼は中国の領土であり、これらの島嶼を越えて初めて琉球の海域に入ると記載されている。明朝の冊封使だった陳侃が、1543年に著わした『使琉球録』には、「釣魚嶼を過ぎ、黄毛嶼を過ぎ、赤嶼を過ぎて、目まぐるしく変わり・・・・・・古米山(久米島)が見えて、琉球に属することになる」と記載されている。清朝の敕命で派遣された鉄差大臣の黄叔?が台湾を巡視した後の1722年に著わした『台湾使槎録』にも、「大洋の北側に山があり、その名は釣魚台、10あまりの大きな船が停泊することができる」と言う釣魚島に関する記載がある。

明朝の総督の胡宗憲が作成した『籌海図編』は、明朝の海洋防衛の管轄下の沿海島嶼を明記しており、その中に釣魚島とその付属島嶼が含まれており、これは釣魚島及びその付属島嶼が明朝から中国の海洋防衛の管轄範囲内にあったことを裏付けている。


〜〜其の四〜〜地理的にも中国のもの!?

地理的に見ても、釣魚島とその付属島嶼の東側には深さ2000メートルを超える沖縄トラフがあり、琉球列島はこれと隔てた向こう側にある。激しい黒潮が南西から北東方向に、ここを通過するが、当時の航行技術では東側の船がこれらの島々に近づくことは非常に難しかった。これは、中国人が釣魚島とその付属島嶼を最も早く発見、利用したことが偶然のことでないということを示している。


★日本と国際社会はかつて釣魚島は中国のものであると認めていた
〜〜其の壱〜〜古代日本の釣魚島への見方!?

日本で、19世紀中ごろ以前に出版されたさまざまな地図はいずれも釣魚島の色を中国大陸と同じ色とし、1892年に出版された『大日本府県別地図並地名大鑑』もまだ釣魚島を日本の領土に組み入れていなかった。

日本の学者林子平が1785年に著わした『三国通覧図説』の付録地図である「琉球三省並三十六島之図」に、釣魚島などの島嶼の色付けは中国大陸と同じであり、琉球列島の範囲内にはなかった。

1605年、琉球王国の執政官が『琉球国中山世鑑』という書物の中で、「姑米山(現在久米山と呼び、赤尾嶼の東側にある)」を琉球との境界であると主張している。

1701年、琉球国の使節が献上した『中山世譜』の地図及びその説明文にも琉球36島に関する記載があるが、その中に釣魚島及びその付属島嶼は含まれていなかった。

19世紀70年代の終わりごろから80年代の初めごろにかけて、清の李鴻章が日本と琉球の帰属問題について交渉を行った際、双方は琉球の範囲は36島に限定し、釣魚島とその付属島嶼は含まれないということを確認した。

〜〜其の弐〜〜当時の国際社会の見方!?

19世紀のイギリス、フランス、アメリカ、スペインなどの列強の関連文献や地図も、釣魚島は中国の領土であると認めている。
1877年、イギリス海軍が作成した『中国南東沿海の香港から遼東湾までの海図』では、釣魚島を台湾の付属島嶼とみなし、日本の西南諸島と明確に区別している。この地図はその後の国際往来の中で、幅広く使われてきた。『馬関条約』はこの地図を利用して彭湖列島の範囲を定めている。

1941年、日本統治時代の「台北州」と沖縄県との釣魚島に関する漁業紛争をめぐり、日本の裁判所はこれらの島は「台北州」の管轄下にあるとの判決を下している。

日本統治時代に「台湾警備府長官」を務めていた福田良三の証言によると、当時、釣魚島などの島嶼は「台湾警備府長官」の管轄範囲内にあり、台湾の漁民が釣魚島一帯で漁労をする場合、「台北州」の許可証が必要としていた。
これは、日本の植民地時代においても、これらの島々が台湾の付属島嶼として管理されていたことを示している。


★国際条約下での釣魚島
〜〜其の壱〜〜カイロ宣言とポツダム宣言!?

1943年12月、中・米・英三カ国首脳による『カイロ宣言』では、日本が窃取した中国の領土を中国に返還すべきだと明示されている。

1945年の『ポツダム宣言』において、「『カイロ宣言』の事項は必ず実施されなければならず、日本の主権は必ず本州、北海道、九州、四国及びわれわれが定めたその他の小さな島の範囲内にあるとする」とされている。同年8月、日本は『ポツダム宣言』を受け入れ、無条件降伏すると発表した。

『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』に基づき、中国が日本に窃取された台湾、彭湖列島などの領土を取り戻した。台湾の付属島嶼である釣魚島などの島々も国際法上それにともなって中国の版図に戻った。


〜〜其の弐〜〜下関条約

1884年に、日本人古賀辰四郎という人が「無主地」を発見したと主張した。
1885年から1893年にかけて沖縄県庁は三回にわたり、日本政府に釣魚島とその付属島嶼を同県の管轄下に編入し、標識を建てるよう求めた。日本政府は清朝朝廷の反応を気兼ねし、批准する勇気がなかった。
1895年1月、日本は中日甲午戦争で清朝の敗戦がすでに決定的になったことに乗じ、釣魚島およびその付属島嶼を窃取し、沖縄県の管轄下に編入した。

同年4月、日本は不平等な「馬関条約(下関条約)」の締結により、清朝朝廷に「台湾全島およびすべての付属島嶼」を日本に割譲することを迫った。1900年、日本政府は釣魚島およびその付属島嶼を「尖閣諸島」に改名した。


〜〜其の参〜〜サンフランシスコ講和条約

1951年9月8日、日本とアメリカは「サンフランシスコ講和条約」を一方的に締結し、北緯29度以南の南西諸島などの島嶼をアメリカを唯一の施政者とする信託統治下に置いた。

1953年12月、アメリカの信託統治下にあった琉球当局は公告を出し、釣魚島およびその付属島嶼を明確にその管轄下に組み込んだ。

1951年9月18日、周恩来総理兼外交部長は中国政府を代表して「サンフランシスコ講和条約には中華人民共和国が準備、起草、調印に参加していないため、不法且つ無効であり、断じて承認できない」との声明を厳かに発表した。

1971年6月17日、日本とアメリカは「沖縄返還協定」に調印し、アメリカは1972年5月15日に琉球諸島などの諸島の施政権を日本に返還することにした。釣魚島及びその付属島嶼も「返還地域」に組み入れられた。調印の同日に、アメリカ国務省の報道官は「沖縄の施政権返還は、『尖閣諸島』の問題にいかなる影響ももたらすものではない」と表明した。

中国外交部は1971年12月30日に声明を発表し、「米日両国が沖縄返還協定の中で、わが国の釣魚島などの島嶼を「返還地域」に組み入れたことは、まったく不法なことであり、これは中国の領土主権に対する公然たる侵害であり、中国人民は絶対に容認することはできない」と重ねて表明した。

釣魚島での出来事と歴史
尖閣諸島8

尖閣諸島9


日本青年社が1990年と1996年7月14日に釣魚等に灯台を設置したためこれに対して中国は強烈に抗議する。 1996年10月17日,日本の右翼団体(?)が釣魚島に設置した二台の灯台を公表する。


尖閣諸島2


1997年5月26日,日本の保安庁警察が台湾の釣り人を確保する。


尖閣諸島6


2010年11月13日,釣魚島の主権を宣誓するデモが起きる。


尖閣諸島3


2012年7月3日,世界中国人保釣連盟の9人が釣魚島に向けて出発。日本共同社7月4日の報道によると、日本第11管轄区那覇海上保安部が、台湾の活動が9人が日本の領海である尖閣諸島に侵犯。写真は日本の海上保安部と台湾の保釣連盟の漁船が交渉しているところ・・・らしい。


尖閣諸島4


尖閣諸島5


2012年6月10日東京都知事の石原氏が「尖閣諸島」を購入のため、多くの議員が寄付を支持しており、すでに12億円が集まっていると表明。 2012年6月26日、7名の東京都議会議員が沖縄の石垣市を出港。日本の右翼メディア(?)「産経新聞」が6月27日にこの7名の釣魚島の考察について詳しく説明する報道をする。この写真はその時撮られたもの。

尖閣諸島7


2012年7月8日と9日,日本とアメリカが東京で「尖閣諸島の国有化方針について話し合う」。写真は2012年7月8日,日本の野田首相とアメリカの国務長官のヒラリークリントンの会談。


スポンサーリンク
最近の中国ニュース
記事を写真で見る(気になる中国ニュース)


在日中国人が日本にいると身に付いてしまう12の習慣     中国の街中にある監視カメラの数がすごい     2019年日本人に人気だった海外旅行先ランキング
春節期間中、延べ30億人が大移動!)     主要10カ国の首脳−好感度ランキング     南京事件で「謝罪と賠償」求める書簡を日本に送付
ためになる中国ニュース
調査結果−世界で一番ストレスが多い国は中国−
2012年版・生活コスト都市別ランキング
2020年版・生活コスト都市別ランキング
最新ニュースは大手サイトから

中国面白ニュース
中国が世界一高い高層ビルを建設予定、トンデモナイ計画が
中国の国慶節は中国人の民度とモラルの低さを顕わに
中国的設計−江蘇州で橋が決壊、トラックが落下
漫画「ワンピース」が中国の新聞で連載開始
コラム
コラム1−中国の経済停滞が明らかに
コラム2−中国から日本企業が続々と撤退していく
コラム3−賃金に対するストライキが異常1日500件?
コラム4−中国生活でのストレス・7つの原因
コラム5−中国式○○−中国人のマナーは−
コラム6−中国人の特徴−日本人から見た6つの特徴−
コラム7−日本における中国人生活保護の実態
コラム8−中国人が一番嫌いな中国の都市
コラム9−誰も知らない中国ビジネス5カ条
ブログニュース(中国人の見る日本とは?)
ブログニュース1−「日本に来て初めて知ったこと」
ブログニュース2−「日本人にある10個の矛盾」
ブログニュース3−「日本人は高齢者に席を譲らない?」なぜ?
ブログニュース4−「日本は韓国とは違う、ヨーロッパのようだ」中国ネット
ブログニュース5−「在日中国人が日本にいると身に付いてしまう12の習慣」中国ネット
総合中国
期限切れ肉を「上海福喜食品」から輸入
尖閣諸島問題に決着のつく証拠が
尖閣諸島問題
釣魚島は中国の領土と主張する理由
中国のインターネット規制
対中経済援助
南シナ海問題
ウイグル族関連問題
中国高速鉄道事故
2011年6月の中国大洪水

スポンサーリンク



Photoby やわらん.  Basetemplate by WEB MAGIC .   Copyright(c)2011 やわらん.net All rights reserved.