A:大陸特有の気候。 中国は広く各都市によって気候が全く異なる。湿気の多い都市、乾燥している地域、東北の凍りつく寒さ、南の熱帯地域。体調管理や体を慣らすまでに時間がかかる場合がある。
B:大気汚染、黄砂、騒音。 急激な経済発展につきものの環境汚染。とりわけ都市部での空気の悪さは、日本に一刻も早く帰りたいと思わされる。それに加えて黄砂の影響。洗濯物は外に干せない、窓を開けていると一日で部屋の中が砂だらけ。街を歩けば車のクラクションや店が大音量で流す広告や音楽。うるさすぎて落ち着けない。
C:水や食品の安全性。 水道水は飲めない、農薬付けの野菜、油は下水油、粉ミルクに毒物、歯磨き粉、牛乳、ヨーグルトなどありとあらゆる商品に危険があり、常に身の危険を感じる。
D:住宅の施設、設備。 中国の設備に日本の品質を求めていはいけない。住宅は雨漏り、水漏れ、水回り関係、窓やドアの隙間など、絶対に(必ず)問題がある。外観がきれいなマンションに騙されるが、室内は欠陥だらけ、蛇口やパイプ、換気扇や電灯などの部品も消耗品なので1,2年で交換する必要がでてくる。
A:ルールを守らない交通事情。 交通は特にストレスになる。現在はまだ車優先社会の中国。車が来たら歩行者が青でも車に譲らないといけない。子供から大人、お年寄りまでもが信号無視をする。タクシーやバスの運転が粗すぎる。
B:治安。 日本と比べるとまだまだ凶悪犯罪は少ないように感じるが、スリや泥棒が多いため貴重品類に常に気を配る必要がある。注意していていもスラれることも。偏見にならないようにしてほしいが特にウイグルの人たちにスリが多く、刃物を持っていたり、すぐに暴力で解決しようとする傾向がある。
C:中国人のマナー。 人の言葉を借りれば「マナーが悪いのではなくマナーがないという中国人。」日本で当たり前のことが中国では当たり前ではない。
D:買い物。 偽物は当たり前。ブランド品のある高級店へ行っても偽物をつかまされる。信用して買い物ができない。小さな店では吹っかけてくる。あとあと適正価格をきいてがっくりする。店員の態度にぶち切れたくなる。
A:仕事のやり方の違い、慣習の違い そもそも仕事に対する見方が違う。仕事の仕方、商談方法、慣習、賄賂など日本とは異なる故、純粋の日本企業なら日本のやり方を貫くことができるが、そうでないと面喰らう。
B:日本人の完璧主義、几帳面、真面目さに起因するストレス 綿密に計画を立て、その計画に基づいて実行をしてゆく日本人。おおざっぱに計画を立てまず実行、状況によりその都度計画は変更していくものだと考える中国人。日本人と同じことを中国人に求めるのは難しい。
C:管理主義、縦社会の日本との違い 上司の事前許可、事後報告を義務とする縦式の日本式管理。できるだけ自分達の裁量で結果重視の欧米式管理を好む中国人。上司が総経理だけで、あとは横並びの完全横社会の場合もあり。時間にうるさい日本人、時間におおざっぱな中国人。
D:日本の会社からの圧力 駐在員の場合、日本の会社から派遣されてきている。つまり日本に会社からの圧力があるわけだ。業績を伸ばせだの効率よくやれだの、目に見える結果を求められるのはつらい。それならお前が来てやってみろって言いたくなるでしょ。
言語の壁 国が違う、文化が異なるというだけでもストレスがたまるが、それに加えて言語が全く異なるというのは大きなストレスになる。 コミュニケションができない、言いたいことが言えない、状況を分かってもらえない、緊急時に困るなど。。
日本人に対する感情 最近の若者は日本に対して好感を持っている。漫画や映画、音楽、ファッションなど日本の文化を学びたい、日本語を勉強したい人はたくさんいる。それでも中国の教える歴史や毎日流されている反日映画の影響で日本に嫌悪感を持っている人も多いのが事実。面と向かって日本人は嫌いとか、言う人もいた。
A.自分から中国へ行きたいと願い中国へ来た人。 Aさんの場合、期待や胸に希望を膨らませて中国へやってくる。最初は新鮮に感じるが、徐々に真実が見えてきて、ショックやストレスを抱えるようになる。。
B.会社から突然「お前、行って来い」と仕方なしに中国へ来た人。 Bさんの場合、最初から消極的な考えがあり、いやなことや日本と違う対応を経験すると「やっぱり中国はだめだ。まったく話にならない」と現実を受け入れることができずどんどんストレスがたまっていく。