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中国各都市の家賃−全国版最新
中国の家賃、不動産価格は非常に高い。日本と比べても超割高だ。そこで中国各都市の家賃比較と日本の家賃とを比較してみた。

中国各都市の家賃比較

中国各都市の家賃比較


下記の表は、2020年7月に更新されたもので、各都市の家賃の比較ができるようになっている。
統計によると中国全土での、平均居住スペースは36平方メートル。日本でいうならば1Kから2Kくらいで、11坪、タタミ23畳ほどと考えてもらっていいと思う。


そして注意したいのが、この金額は購入金額の目安ではなく、賃貸での金額が算出されている。

2020年7月現在の元レートは1元=15.01円


北京で100平方の家を借りるとなると、約14万円ほどになるだろう。(もちろん場所によって異なる)
さらに言えばこれは現地人価格なので、駐在員の方には当てはまらない。なぜなら安全や環境、内装や設備など、駐在員と現地の水準がまったく異なる
もし会社が住居を準備するとなると下記の金額の2−3倍の物件になるはず。
中国各都市の家賃を比較(その都市における平均的な価格帯)                                                               
順位都市1平方m当たり1件約100平方m
1位北京92.13元138,287円
2位上海81.02元121,611円
3位深セン77.09元115,712円
4位杭州54.10元81,204円
5位広州51.89元 77,886円
6位 アモイ 46.13元 69,241円
7位 南京 44.60元 66,944円
8位 三亜 39.13元 58,734円
9位 福州 37.79元 56,722円
10位 温州 36.84元 55,296円
11位 武漢 36.59元 54,921円
12位 天津 36.56元 54,876円
13位 珠海36.16元 54,276円
14位 寧波 34.28元 51,454円
15位 大連 33.58元 50,403円
16位 仙頭 32.60元 48,932円
17位 蘇州 31.57元 47,386円
18位 海口 31.39元 47,116円
19位 舟山 31.19元 46,816円
20位 成都 30.82元 46,260円
21位 西安 29.82元 44,759円
22位 台州 29.66元 44,519円
23位 東莞 29.42元 44,159円
24位 蘭州 29.09元 43,664円
25位 青島 28.93元 43,423円
26位 南寧 28.93元 43,423円
27位 ラサ 28.79元 43,213円
28位 湖州 28.69元 43,063円
29位 長沙 28.54元 42,838円
30位 寧徳 27.86元 41,817円
31位 昆明 27.54元 41,337円
32位 合肥 27.49元 41,262円
33位 重慶 27.33元 41,022円
34位 鄭州 27.30元 40,977円
35位 麗水 27.20元 40,827円

金額は平均の値だということを考慮して欲しい。もちろん格安物件もあり、地域によっては高い地区もある。
例えば北京の3環内と5環内、5環外では金額がかなり異なってくる。
しかし上記の資料は個人的には、かなりしっくりくる数値だと思う。


下記は2013年10月1日に発表された日本の東京と中国の北京の中心地を比較したニュースである。

国際的な大都市には、いずれも有名な中心業務エリア(CBD---Central Business Districtの略)が形成されている。
例えばニューヨークのマンハッタン、ロンドンのシティ・オブ・ロンドン、パリのラ・デファンス、東京の新宿、香港市の中環(セントラル)、北京市のCBD、深センの福田CBDなど。
CBDの概念が初めて生まれたのは1923年の米国で、当時は「商業の集まるところ」という位置づけだった。中国では、CBDに関わる場所は軒並み不動産価格が高騰している。

世界各都市の中でも中心地エリアの家賃について比べてみることにする。


新宿:2カ月分の給料=住宅1平方メートル分

新宿区は東京23区の中央からやや西よりに位置する東京で最も有名な繁華街のひとつ。
東京のCBDはかつて、東京都心3区(千代田区、港区、中央区)に存在していたが、あまりにも機関・組織が密集し、交通渋滞が引き起こされたことから、東京都は1960年代から新宿に副都心を建設し始めた。
今や、新宿CBDの1平方キロメートルに満たないエリアのうち90%が金融機関であり、国際的な金融機関の98%がここに拠点を置いている。

佳木斯大学の口腔学院を卒業し、現在東京の大学の博士課程で学ぶ張志(チャン・ジー)氏は、
「CBDの建設が始まって以来、新宿の不動産価格の上昇幅は日本の上位10位以内の常連となった。東京の不動産価格は世界的に見てもトップクラス。都心の新築価格は75万-125万円/平方メートルに達する」と語る。

張氏はまた、「若者にとって、東京に家を買うのは非常に苦しい道のりになる。一般的に、東京で勤務歴約5年の若者の平均月収は約31万円だ。つまり、2カ月分の給料で住宅1平方メートル分が買える、20年働いてやっと70-90平方メートルの家のローンが返せるということになる。ただし、東京の不動産価格は日本の中でも高い方で、日本全体の平均を見ると、平均7-8年分の収入で普通の住宅を1軒購入することができる」と指摘した。


東京の新宿区、港区、中央区などでは土地は高騰しており、高級マンションの価格は非常に高額。例えば新宿中心地にある55平方メートル(居住面積)の新築マンションの価格は7500万円。床面積で換算すると、1平方メートルあたりの価格は約6万元(約96万円)になる。

一方、伝統的な商業中心区の千代田区では、地下鉄駅から徒歩2分の距離にある37平方メートルのマンションが3280万円で、1平米あたりの価格は4万1000元(約64万円)だった。

不動産仲介サイト大手・捜房網の王凝(ワン・ニィン)氏(国際業務部副総経理)によると、東京の高級マンションに住んでいるのは大企業の高級管理職が多く、富裕層は多くないという。こうした高級マンションは一般的な不動産よりも確かに高いが、高過ぎて常軌を逸しているほどではない。日本の富豪は代官山などで一軒屋を購入する傾向にある。


北京のCBD、軒並み4.5万元/平方メートル以上

新たなCBDの代表である北京CBDは、世界的な影響力を日増しに強めている。西は東大橋路から東は東四環路まで、南は通恵河から北は朝陽北路までの7平方キロメートルのエリアには、サムスンやドイツ銀行など、世界500社番付企業の中国本部が拠点を構えるほか、中央電視台(CCTV)、北京電視台(BTV)など主流メディアの新社屋も立ち並び、また国内の金融、保険、不動産、ネットワーク企業が集中している。ここの不動産価格は北京の不動産価格ピラミッドの頂点に位置している。

このエリアで最も代表的な不動産物件と言えば新城国際と華貿公寓だ。新城国際はCBDの中心地に位置し、ケリーセンター、国貿中心、京広中心などのオフィスビルに囲まれている。この物件の平均価格は7-8万元(約112-130万円)/平方メートルに達している。
例えば築12年の新城国際の112平方メートルの物件は802万元(約1億3000万円)で、平均価格は7万2000元/平方メートルだ。

華貿公寓は大望路に位置し、万達広場と華貿中心などの高級オフィスビルに隣接している。周辺にはマリオットやリッツ・カールトンなどのホテルが立ち並ぶほか、星光天地などの高級ショッピングセンターもある。このマンションはCBDの代表的マンションで、平均価格は7-8万元(約95-112万円)/平方メートルとなっている。

CBDエリア、もしくはCBD周辺の良い物件は、ほとんどが4万5000元(約72万円)/平方メートル以上となっている。景観や視界が良く、住宅内の環境が良い物件になると1平方メートル当たりの価格が10万元近くに達しており、面積も広いために住宅価格はいずれも1500万元(約2億4000万円)を上回るなど、まさに豪邸。


北京:月収は東京の5分の1、でも不動産価格はほぼ同じ

北京CBDの不動産価格は他都市と比べても特殊だ。絶対的な価格だけをみると、マンハッタンの600万ドルもするマンションと比べれば安いが、新宿やロンドンの価格とはほぼ同じだ。しかも、北京CBDの不動産価格は、CBDそのものというよりは、立地と関係がある。
例えば三環路内の高品質の住宅物件ならば別の場所でも5万元(約80万円)/平方メートル以上だし、五環路内の新築住宅ならどこでも3万元(約48万円)/平方メートル以上といったぐあい。
スイス銀行の2012年の報告によると、北京市の平均所得はロンドンや東京のわずか5分の1だ。もし北京の若者が80平方メートルのマンションを買おうとしたら、飲まず食わずで少なくとも40年働かなければならない計算になる。
(提供/人民網日本語版)
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