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中国野菜は安全か?残留農薬は?
中国生活の中で一番心配なのは、中国の食は安全なのか?ということになると思う。
食事は一日三回とる必要がある。中国で提供される食事、スーパーや市場で売っている野菜、果物。毎日食べていたら健康に支障をきたしてくるのではないか?
油は安全か?屋台やレストランなど外食しても大丈夫なんだろうか?
といった疑問はつきない。
ここでは、中国の野菜について紹介したい。
残留農薬問題について、中国人の見方(レコードチャイナから抜粋)

2009年2月6日、中国紙・生命時報は、中国人の健康意識が高まり、残留農薬問題を不安視している人が大多数を占めていると報じた。
同紙と中国大手ポータルサイト・新浪網の合同調査によると、
87%の回答者が残留農薬は「非常に不安」と回答
11.7%が「時々不安になる」と回答した。
合計で回答者の98.7%が残留農薬問題を不安視していることになる。

中国農業大学食品学院の姜微波(ジアン・ウェイボー)教授は、残留農薬に注意することは必要だが、過剰に気にする必要はないとコメントした。
回答でも実際に中毒を経験した比率は6.2%。
また中国農業部が全国37都市を対象に実施した調査でも残留農薬が基準値を超えていたものは10%であり、不安視されているほどの問題ではないという。

姜教授は農薬が残留している、いないにかかわらず、正しい洗い方が必要だと話し、ぬるま湯にひたした後に水で洗い流すことを勧めている。また、収穫されたばかりの野菜は空気中に24時間ほど放置しておくと、一部の農薬は分解され無害なものに変わるとも指摘している。
中国の農薬検査基準(レコードチャイナから抜粋)

2010年10月12日、中国の残留農薬検査項目は世界最低の807件で、農薬の過剰使用による健康被害が深刻化していると中国メディア・網易が伝えた。
中国農業部農薬検定研究所の宋穏成(ソン・ウェンチョン)博士は、残留農薬問題について、中国は法の未整備、技術研究の遅れなど問題が多いと指摘。健全な残留農薬基準の策定が中国の食料安全にとって喫緊の課題だと指摘した。

農薬の使用が中国にもたらした恩恵は大きい。1990年代以来、農薬の使用により3億ヘクタールを超える農地の害虫駆除に成功した。それによって回避された穀物の損失は5400万トン。2億7000万人の食料1年分に相当する。

一方で農薬の使用が増え続ける中、誤って大量の農薬を使ってしまい健康問題を引き起こす事件が増えている。 中国も現在、残留農薬の取り締まりを強化しており、一部農薬の基準は先進国以上に厳格だ。例えばメタミドホスは、米国は1kgあたり1mg以下、欧州は1kgあたり0.1mg以下との基準があるが、中国は完全にゼロにすることを求めている。

しかし問題は検査項目の少なさ。欧州が14万5000件、米国が1万件余り、日本が5万件余りを調べるのに対し、中国の検査項目はわずか807件しかないという。中国農業部農薬検定研究所の葉紀明(イエ・ジーミン)副所長は今後3年以内に7000件前後にまで拡大する意向を示している。
中国野菜は?

中国野菜の農薬残量、日本に輸入されるものに関してはそれほど問題にはならないと思う。ある程度検査もしっかりしているし、万が一問題があったとしても保障や、責任追及ができるからだ。(もちろんなにかあってからでは遅いけど)。
それでも心配な人のために、残留農薬を除去する方法について紹介したい。

残留農薬カットの方法

@流水にさらす
基本的な作業だが、これをきっちりと行うだけでも野菜や果物の表面についた残留農薬の減少に効果があることが多い。「イチゴなど皮ごと食べる果物は、30秒ほど流水にさらしてザルに揚げる程度で大丈夫」だという。
ポイントはつけるのではなく、流水にさらすこと。溶け出した残留農薬を、再び素材に戻さないためのコツだ。

Aこすり洗いする
キュウリやピーマン、トマトなどの果菜類は、流水にさらしてこすり洗いをするのがお薦め。手でしっかりと洗うだけでも十分だが、スポンジでこすり洗いをすることでかなり落ちる農薬もある。
そのために食器洗い用とは別に、野菜・果物用のスポンジを用意するといい。残留率が比較的低い根菜類もこの方法がお薦め。
ただ、果菜類の中でもトマトは農薬の使用頻度が比較的高い野菜なので、できれば湯むきをして皮を取り除くのがベストらしい。

B下ゆでする
昔ながらの“ゆでこぼし”は、野菜のアク抜きと同時に残留農薬を減らす高い効果がある。ホウレン草や小松菜など葉物の場合は2〜3cmの長さに切ってから、ブロッコリーは小房に分けてから、というようになるべく断面を多くしてからゆでこぼすことで、野菜の中に浸透した残留農薬が溶け出しやすくなる。
こすり洗いと比べても、より高い減少効果がある

C外側の葉をとる
キャベツやレタス、白菜など、葉が何層にも重なった“結球野菜”は、まず一番外側の葉を取り除くことがポイント。
これらの野菜は表面の葉になるほど古く、農薬を散布されている時間が長いため、このワンステップだけで残留農薬の不安はかなり減少する。
生で食べる場合は、カットしてから水にさらすとさらに安全度は高まる。

D重層、酢、塩+レモン水、塩水につける
4種類の方法。
重層を水に溶かして野菜を浸ける。
酢水に浸ける。
塩水に浸ける。
塩とレモン水に浸ける。

重層、酢や塩は、野菜の余分な水分やアクを抜く働きがある。
野菜を酢水や塩水に漬ける、塩もみや板ずりをするといった作業で、素材の中に浸透した残留農薬などの有害物質も一緒に水と排出するため、ちょっとしたひと手間として覚えておきたい。
酢の場合は、水で2倍程度に薄めたときの効果が高いという結果が出ている。

野菜洗い洗剤を使う

中国では、野菜や果物を洗濯機にかけて洗う人もいたという。
今でこそそういう人は少なくなっていると思うけど、一時期は洗濯機を買う目安として、「野菜が洗える」ことが重要視されていた。

もちろん日本人であるわれわれの中にはそんな事をする人はいないだろう。でも野菜に残る農薬には気をつけたい。
そんな中国で暮らす日本人の間で使われているのが、安心野菜洗剤。もちろん日本製で、安全や健康に気をつけて作られている。

やわらんの独身時代は、重層水に野菜をつけて食べていたけど、結婚してからは妻のWののちゃんWが安全を意識して「野菜洗剤」を使うようになった。
やわらん的にも安心して食事ができる…。

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