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    中国の大気汚染に関する情報をまとめてみた。大気汚染から身を守る方法は?

中国の大気汚染

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中国大気汚染が世界へ及ぼす影響
中国の大気汚染が世界へ被害をもたらす?

中国の大気汚染は中国だけに留まらない!?
ご存知のとおり、中国の隣国である日本は大きな影響を受けている。
九州地方では中国から流れてきた空気が非常に悪いことをニュースでは何度も報道されている。

しかし、中国の大気汚染がアメリカにまで到達している事は知っているだろうか?
こんなニュースがある。

中国の汚染された空気がアメリカにまで到達
中国の汚染された空気がアメリカにまで到達

中国メディア・騰訊網は2014年5月5日、米アラスカ州アンカレッジで5月3日にスモッグが発生したことについて、米国国家気象局が「中国の大気汚染によるものだ」と主張したとする現地メディアの報道を伝えた。

記事は、米国国家気象局が発表したリポートで、中国の工場で排出された煙の成分が空中を漂いスモッグとなり、大気の上層部まで上昇したのち北太平洋上を漂い、最終的にアンカレッジ地域に降り注いだと説明されたことを紹介した。

また、同局はFacebook(フェイスブック)上でも「大気の研究者による経路の遡及」の結果、アンカレッジにスモッグをもたらした汚染物の起点が5000マイル(約8000キロメートル)離れた場所で、14日間かけてやってきたことが明らかになったとの情報を掲載した。

現地メディアはまた、「中国の一部地域では世界でもっとも汚い空気を吸っている」と紹介したほか、今回のスモッグだけではなく、すでに同州には目に見えない大量の汚染物質が「西の方からやってきている」などと報じた。

[ソース元:サーチナ(ライブドアニュース)]


巨大嵐や大寒波…中国の大気汚染が原因−地球の裏側まで影響
中国の汚染された空気がアメリカにまで到達

中国で深刻化している微小粒子状物質「PM2.5」などによる大気汚染が、北半球における異常な巨大嵐や大量降雨、大寒波などの重大な気候変動の原因になっているとする研究論文が、全米科学アカデミー紀要に発表された。

「(北半球で発生した)分厚く巨大な雲やおびただしい降雨を伴う嵐は、大気汚染の結果として生み出されたものだ」
研究論文の主著者で、米カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所のユアン・ワン博士研究員はこう断言し、北京を中心とする中国の大気汚染が気候変動に重大な影響を及ぼしているとの認識を示した。
石炭火力発電所や自動車からの排ガス、空気中の微小粒子状物質などが大気に与える影響を最新のコンピューター技術で解析した。

論文では、異常気象の原因として、排ガスや微小粒子状物質から生まれた大気中を浮遊する粒子状物質「エアロゾル」を挙げた。

硫酸塩エアロゾルについてはこちら

エアロゾルは雲の元になり、大量に発生すると、嵐も巨大化するとしている。
さらにエアロゾルは日光を吸収するため、温室効果によって地球の温暖化と冷却化の両方の作用をもたらすという。

論文では、こうした現象が複合的に作用し、北半球の中緯度の地域でより巨大な嵐やより多量の降雨をもたらしている可能性を指摘。
さらに、北極へ流れ込む空気の流れもより速くなっているとし、北極からの寒気の吹き出しがもたらした米国での異常寒波との関係も指摘した。

ワン博士研究員は「米国やカナダを含む北半球の中緯度の地域で起きた異常気象と関連づけることができる」と明言。

このほか、論文はエアロゾルは嵐やモンスーンに乗って、地球全体に広がり、より広範囲な気候変動を招く恐れもあると警告した。

中国は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの世界最大の排出国。CO2だけでなく、PM2.5による大気汚染そのものが、より直接的に気候変動の原因となっている可能性があり、世界的に改善を求める声が一段と高まるのは確実だ。

[ソース元:MNS産経ニュース]
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