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    中国の大気汚染に関する情報をまとめてみた。大気汚染から身を守る方法は?

中国の大気汚染

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中国大気汚染が人体へ及ぼす影響
健康被害をもたらす PM2.5は直径が2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の超微粒子の総称で、
呼吸時に汚染された空気を吸い込むことで、肺がんやぜんそく、気管支炎を引き起こす。

小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、人体への影響が大きい。

PM2.5が年平均100mg/m³になると、呼吸器への影響、全死亡率の上昇などがみられる。
このためSPMの環境基準は、1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、1時間値が0.20mg/m³以下、と定めている。

しかし現在の北京市の大気中濃度は、安全基準の20倍。
中国全土の13%である日本の3倍以上の面積が汚染物質のスモッグで覆われている。


中国の大気汚染物質である硫酸塩エアロゾルの濃度が高い時は、空が青くても、眼と気道に刺激を感じ、ひどい時は鼻水や咳、ひどい人では鼻血や結膜炎が出る人もいる。

その他にも
・後頭神経痛
・頭痛
・鬱
・神経痛
・アレルギー症状の悪化
などが見られ、化学反応によって 発がん性物質にも変化するため、かなり危険な物質だと言える。
PM2.5についてのページに移動してくわしく見る


さらに大気汚染物質の中に含まれる窒素酸化物によって
・頭痛
・めまい
・中核神経・肝臓・腎臓などの機能障害
を起こすことがある。


スモッグを発生させる もちろん、健康被害とも大きな関係がある。

スモッグ(大気汚染粒子SPM)とは粒径10μm以下の毒性のあるスス。
公害に伴って発生し、空を霞ませる。

pm2.5の大きさ

pm2.5の大きさ

このスモッグも、中国に近い西日本をはじめ、日本全土に偏西風に乗ってやって来ている。

上記の画像でモヤモヤしているのはスモッグ。
中国ではPM2.5の超微粒子のほかに、目視可能な有毒ススが大量発生している。




中国のスモッグの中身は一体何なのか?

PAH(多環芳香族炭化水素) 発ガン性あり
DEP(ディーゼルエンジンの排気ガス粒子)アレルギー症状を悪化させる
PM2.5(微小粒子状物質) 人体組織の奥に吸入されてしまう

このスモッグは日本でよく聞く光化学スモッグとは別物。

・PAHとは、多環芳香族炭化水素で、発ガン性がある。
・VOCとは、大気中に揮発した炭化水素の揮発性有機化合物(沸点が50℃〜260℃)の総称。
      トルエン、ベンゼン、フロン類、ジクロロメタン、ホルムアルデヒドなど
      溶剤や燃料として使用され、発ガン性を持つものもある。
・NOxとは、窒素酸化物で、自動車の排気ガスの他、窒素化合物が含まれる石炭を燃焼させた時にも発生。
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