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中国の祝日−労働節
労働節とは?

中国の労働節は正式には国際労働節と言う。
中国語では「劳动节」と書き(lao3dong4jie2、ラオドンジエ)と発音する。

英語では「International Labour Day」と言い、日本では「メーデー」という呼び名が使われている。

この「メーデー」
5月(May)の日(Day)の呼び名からきていて、中国も労働節は「五一労働節」「五一」とも言われる。
労働節
どんな由来からきているのか?

この「労働節」「メーデー」はアメリカのシカゴの労働者のゼネラルストライキから由来する。
1886年5月1日、 1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」を目標に行なわれた。

なんかかっこいい…「8時間は自由のために…」みたいで。

この毎日八時間の作業制度を求める二十二万人に近いシカゴの労働者たちはストライキを断行し、流血までされたこの困難な闘争は最終的に勝利を勝ち取った。
この偉大な闘争を記念するため、1889年7月、当時の「第二国際」(Second International)は毎年五月一日を国際労働節にすると宣言し、世界各国の労働者たちの積極的な賛同と反響を巻き起こした。
この当時のストライキが国際デーにまで発展したんだな〜。
労働節
ってことは全地球的規模の祝日?

地球的規模の祝日?
そう言えるかもしれない。
実際、メーデーは国際連合などの国際機関によって定められた国際デーとなっており、世界の少なくとも80以上の国でメーデーを祝日としている。
中国、ベトナム、北朝鮮などの社会主義諸国、旧ソ連・東欧圏、ヨーロッパ大陸のほとんどの国、メキシコ以南のラテンアメリカ諸国の大陸部のうちパナマとスリナムを除く全ての国、ASEAN加盟国のうちインドネシアとブルネイを除く全ての国、台湾、イスラム諸国ではパキスタンやバングラデシュやチュニジア、祝日が少ないアフリカ諸国でも多く国が祝日としている。

祝日としていない主な国は、OECD加盟国では、日本をはじめとしてイギリス、オランダ、スイス、デンマーク、トルコ、韓国。
その他の国ではインドやモンゴル、ASEAN加盟国ではインドネシアとブルネイがある。

おもしろいことに、「メーデー」の起源となったアメリカ合衆国や、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国は"Labour Day"を9月または10月に設定し、いずれも祝日としている。
中国では労働節に何が行われるの?

中華人民共和国成立後、中央人民政府は1949年12月に毎年五月一日を労働節と定め、メーデーが中国の法定休日となった。
メーデーの間、中国の人々はさまざまなお祝いの集会と文化やスポーツイベントを行い、国や社会のために大いに貢献した労働者たちを表彰する。
写真は中国のある都市で表彰されている人たち。。
労働節
中国の祝日に関しての調整

以前中国では3つのゴールデンウイークがあった。つまり1週間まるまる休みとなる周が3つ。
「春節」と「労働節」と「国慶節」
しかし2011年から調整されて、「春節」と「国慶節」の2つが7連休になり、「労働節は」3連休になった。
さらに言えば3連休は「労働節」の他に、「元旦」、「清明節」、「端午節」、の合計4回になる。
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