中国人が一番嫌いな中国の都市


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コラム8－中国人が一番嫌いな中国の都市(2013年8月)

中国のネット上で最近、最も逃げ出したい都市ランキングが話題になっている。
ランキングを見てみよう。

中国の最も逃げ出したい都市ランキング

順位	都市	理由
1位	上海	「嫁を見つけるのが難しすぎる」
2位	北京	「貧富の格差がありすぎる」
3位	広州市(広東省)	「生活が安定しない
4位	シンセン	「ファーストフード的な恋愛」
5位	重慶	「若い女性が現実的すぎる」
6位	武漢	「優秀な人材が多すぎる」
7位	天津	「不動産が高すぎる」
8位	香港	「プレッシャーが大きすぎる」
9位	長沙市(湖南省)	「暑すぎる」
10位	鄭州市(河南省)	「給料が安すぎる」

しかし新規大学卒業者10人を取材したところ、全員が「このランキングは大げさすぎる」との考えを示した。
中でも武漢大学の張爽さんは、
「鄭州市と武漢市の順位は入れ替えるべき。今年は就職氷河期で、就職活動が困難。多くの仕事のハードルが例年よりも上がっている」としたものの、「『金の巣も銀の巣も、自分の草の巣には及ばない』という中国のことわざの通り、故郷はどこよりもいい。武漢の名物『熱乾麺』が値上がりしなければそれでいい」
と同市から逃げ出す予定はないことを強調した。

一方、ある大学の教師は、
「今の人々の生活はペースが速く、ストレスも大きい。そのため、思いを吐き出す場所を探したり、おいしい物を思いっきり食べたりするなど、ストレスを発散するさまざまな方法を必要としている。このランキングも、現実逃避したい心理状態の現れ。武漢市は大学資源が豊富だが、学生一人ひとりに違った長所があり、さまざまな角度から見ると、一人ひとりが『優秀』。カギとなるのは、自分に合った方向をきっちり定めること。武漢市から逃げたからといって、どこに行くのか。武漢市はちょっと暑いというだけで、ほかに何の欠点もない」
との見方を示している。

これは中国のネットユーザーからとられたアンケートだから、年齢にも偏りがあるだろう。おそらく比較的若い人にアンケートをとったのではないか？
その分考慮されている範囲が狭いように感じる。例えば空気の悪さであったり、住みやすい環境、子供を育てやすい環境など。
それにすべての都市へ行ったことがある人などいるわけも無く、やはり人口が多い都市にいる若者が、今住んでる都市は好きではない、という理由でこういう結果になったのではないだろうか？
なにはともあれ、参考の一部にでもなればいいと思っている。

こんな場所には住みたくないな～
中国の最も逃げ出したい都市ランキング