やわらん.net
    中国の最新ニュースを現地からお届け…

コラム5−中国式○○(2012年11月)

世界には中国式○○という言葉がある。中国人は国際社会に通じるマナーがないといわれるが、中国では普通のことなのだ。。
中国式○○とは?

ズバリ、「中国特有のスタイル」
国際社会ではタブーとされている行動やマナー、ちょっとおかしいんじゃないと思う事柄。

その中には、「中国式接待」や「中国式汚職」など、中国の国情や特色に関係した「中国式」も多数あり、外国人にとって面白いものもあるがどうしても理解できないものもある。 こうした「中国式」が生み出した数々の不道徳的行為について、これまで中国人は「土地が広くて物が豊かで人間が多いから」という言葉でごまかしてきた。しかしこの「中国式」は国際社会に今後大きな影響を及ぼすことが考えられる(というかすでに及ぼしているが・・・)
こうした言動は教育が大きくかかわっている故、すぐに改善できるとは思わないが、我々からすれば今すぐに改善して欲しいと思う。

さてここで幾つかの中国式スタイルを挙げて見ようかと思う。
筆者が実際に感じる中国式スタイル(日本人がおかしいと感じる言動だ)とは?

中国の道路はまさに大解放状態。
「中国式道路横断」−歩行者は好きなところで道路を横断する−
子供からお年寄りまでたとえ片道3車線、4車線あろうが、平気で信号のない場所を柵を越えて道を渡ろうとする。



さらにびっくりするのが、歩行者用信号、車用信号のある交差点で、明らかに赤信号なのに親が4,5歳の子供の手を引いて平気で信号無視してわたっていく。これでは子どもが信号を守らなくなるのはあたりまえだ。



下の写真は歩行者信号は赤だが、歩行者は車のすきをみて渡ろうとしている。運転手こわすぎ。



「中国式歩行」−歩行者はたとえ柵があってもまたいで近道する−
これは「中国式柵またぎ(ガードレールをまたぐ)」とも関係がある。前方に行きたいところがあっても柵やロープで進入禁止にされている場所がある。中国人はそんなことお構いなしに柵やロープをくぐって近道する。自分の利しか考えていない証拠だ。



もうひとつ、歩道で歩いているときに向こうから二人組とか三人組がやってきてすれ違う時、彼らは道を譲らずそのまま歩いてくるので、どうしてもこちらが彼らに歩行を譲ってしまう。(さいきんは少し腹がたつので強引に歩いていくが・・)ぶつかると思う直前まで彼らは相手がよけてくれると思っているのかどうなのか・・・・?

「中国式タクシー乗車」−タクシーの奪い合い−
これは何十回も経験がある。大きな駅や停車場などは別にして、小さな駅から出てタクシーを拾う場合だが、こちらが道路に立ってタクシーを呼ぼうと手を挙げているのに、後ろからやってきた中国人が我々より前に立って手を挙げ始める。順番という感覚がない中国人。 2,3人タクシー待ちの人がいると分かれば、車が走ってくる上方に歩いて行って、最初にタクシーに乗れるようにする、どんだけ自分優先なんだ?っていうか他の人のことを目にも留めない彼らはさすがに「中国式」を言わざるをえない。


中国の順番?並び方が面白い
「中国式行列−割り込みされないように前の人にピッタリくっついて並ぶ−
ようやく並ぶということを勉強し始めた中国人。しかしまだ並ぶという思考がない中国人もいるため、簡単に横入りされてしまう。そこで中国人に自然と身についてのは「中国式行列」割り込まれるスペースを与えず、並ぶときは前の人の後ろにスペースを空けずにピッタリ詰めるという方法。これ買い物の時とかよくやられるけど、日本人のプライバシースペースに完全に侵入してくるんだよ。やめてほしい。



「中国式行列その2−並ばなくていい場合−」
列に並ばなくてもいい場合があると中国人は理解している。例えば電車の切符を買う時、中国にはインフォメーションという場所がほとんどないため(これが悪い)結局窓口で何かを聞くしかなくなる。日本人ならおそらく列に並んで自分の順番がきたときに色々尋ねると思うが、中国人は違う。自分は尋ねるだけだから人が並んで窓口で切符を買っているとしても横からするすると出てきて「どこどこ行きの切符はあるか?」とか長々と質問を始める。質問だけの時は並ばなくてもいいんだ。

「中国式地下鉄乗車−これで都会人か田舎っぺかわかる−」
北京などの地下鉄にのるとさすが大都会、すでにマナーが浸透している。しかし少し郊外へ行くと、まだまだマナーがない中国人ばかり。地下鉄に限らず電車などでも先に人が下りてから乗る「下車優先」という国際ルールが中国の大部分では通じない。自分が席に座りたいがために扉が開いた瞬間乗車が始まる。そのため降りたい人が降りれず、乗りたい人も乗れず、滅茶苦茶になることがある。とくにやわらんが住んでいる天津の地下鉄の一部ではよく見られる光景だ。




こうした中国式○○が生じる原因は?
まずは中国の人口の多さと、教育レベルの水準だと考えられる。
さらには都市を建設する際にむやみに幅広い道路を建設したため、青信号の時間が短すぎて横断できないなど、環境とルールに平衡がとれていないこと。
それから1人1人の意識のあり方。

1人の行為は罰せられても、みんなでやれば罰せられない。どんなことでも集団で行えば怖くない。こうした心理から中国では何事も集団で行うことが日常化していき、それがいつの間にか「集団のルール」になってしまったと考えられる。
こうなると何が正常で何が異常なのか、何がルール遵守で何がルール違反なのか判断ができなくなる。
いったいいつになれば「中国式○○」がなくなって国際社会に認められる国になるのだろう?
あまり期待はしていないが、徐々に変わっていくと信じている。
スポンサーリンク
最近の中国ニュース
記事を写真で見る(気になる中国ニュース)


在日中国人が日本にいると身に付いてしまう12の習慣     中国の街中にある監視カメラの数がすごい     2019年日本人に人気だった海外旅行先ランキング
春節期間中、延べ30億人が大移動!)     主要10カ国の首脳−好感度ランキング     南京事件で「謝罪と賠償」求める書簡を日本に送付
ためになる中国ニュース
調査結果−世界で一番ストレスが多い国は中国−
2012年版・生活コスト都市別ランキング
2020年版・生活コスト都市別ランキング
最新ニュースは大手サイトから

中国面白ニュース
中国が世界一高い高層ビルを建設予定、トンデモナイ計画が
中国の国慶節は中国人の民度とモラルの低さを顕わに
中国的設計−江蘇州で橋が決壊、トラックが落下
漫画「ワンピース」が中国の新聞で連載開始
コラム
コラム1−中国の経済停滞が明らかに
コラム2−中国から日本企業が続々と撤退していく
コラム3−賃金に対するストライキが異常1日500件?
コラム4−中国生活でのストレス・7つの原因
コラム5−中国式○○−中国人のマナーは−
コラム6−中国人の特徴−日本人から見た6つの特徴−
コラム7−日本における中国人生活保護の実態
コラム8−中国人が一番嫌いな中国の都市
コラム9−誰も知らない中国ビジネス5カ条
ブログニュース(中国人の見る日本とは?)
ブログニュース1−「日本に来て初めて知ったこと」
ブログニュース2−「日本人にある10個の矛盾」
ブログニュース3−「日本人は高齢者に席を譲らない?」なぜ?
ブログニュース4−「日本は韓国とは違う、ヨーロッパのようだ」中国ネット
ブログニュース5−「在日中国人が日本にいると身に付いてしまう12の習慣」中国ネット
総合中国
期限切れ肉を「上海福喜食品」から輸入
尖閣諸島問題に決着のつく証拠が
尖閣諸島問題
釣魚島は中国の領土と主張する理由
中国のインターネット規制
対中経済援助
南シナ海問題
ウイグル族関連問題
中国高速鉄道事故
2011年6月の中国大洪水

スポンサーリンク



Photoby やわらん.  Basetemplate by WEB MAGIC .   Copyright(c)2011 やわらん.net All rights reserved.