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中国の祝日−中秋節
2014年の中秋節 9月8日(月曜)

中秋節の休みはから9月6日(土曜)から9月8日(月曜)までの3連休
9月9日(火曜)から通常出勤

中秋節とは?

中国語では「中秋节」ジョンチウジエ(zhong1qiu1jie2)と発音する。

中秋節



旧暦8月15日の中秋節は、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれている。

この日は月を愛でる日として古くから祝われている。
またこの日には月餅(中国特有のお菓子=読み方は「ユエビン」)を食べる習慣があり、また月餅を贈り合う習慣がある。
月が丸い=家族円満とかけ、家族が集まって一家団欒の時間を過ごしたりする。


この日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝んで月見をしたり、月餅やくだものを食べ、団欒や豊作を祝う。
少数民族の間では男女が月明かりのもと、踊ったり、恋人を見つけたりして楽しんだりする地域もある。

都市部に住んでいる人はベランダでしか月見ができなくなってしまったが。。。。豊かな家庭の場合は、早々とレストランを予約して、食事をしながら月見を楽しむ。

都会の「マイカー族」たちは、食べ物などを用意して、家族連れで景勝地へと月見に出かける。(これもだんだん減ってきた)

広州、香港のあたりでは、小舟に乗って月見をするロマンティックに過ごす者たちもいる。家族そろってまたは4、5人の友人同士で小舟を一艘レンタルし、波に揺られながら夜空の満月と水に映る月の影を楽しむ、なんとも詩情豊かな楽しみ方だ。
「中秋节」の起源

じっさいに中秋節の起こりは、古人の月に対する崇拝である3000年以上前の周の時代にある。
天子は「春分の日」の昼に太陽を祭り、豊作を祈っていた。それは「春祈」といわれた。

また「秋分の日」の夜には月を祭った。それは「秋報」といわれた。
北京市西城区にある「月壇」は、明・清時代の皇帝が白い衣服をまとい、歌舞音曲を楽しみながら、月神の嫦娥に白玉やシルクの織物をささげて、月を祭る場所であったと言われている。


中秋節にまつわる神話 昔々、空には10の太陽があった。地上は焼けつくように熱く、川は干上がり、農作物や木々が枯れて、人々は暮らせなくなってしまった。
そのとき、弓の名手・ゲイが弓に矢をかけ、9つの太陽をつぎつぎと射落とした。最後に残った太陽は、それを恐れて「早朝にのぼり、夕方に沈む」というゲイの求めを聞き入れた。こうして、気候が順調になり、万物がすくすくと伸びて、人々は平和に暮らせるようになった。

その後ゲイは嫦娥を妻とし仲むつまじい生活を送った。不老長寿を望んだゲイはある日、西王母(西方の崑崙山に住むとされる中国の伝説の女神)に不死の薬をもらい、それを嫦娥に保存させた。しかし嫦娥は、8月15日にその薬を飲んで、月にあるという宮殿「広寒宮」へ舞い上がってしまった。

猟をして戻ったゲイは、嫦娥が月へ奔ったと聞き、悲嘆にくれて嫦娥を想った。毎年8月15日になると、庭にテーブルを置いて嫦娥が好きなくだものを供えた。それを見た人々がゲイのように供え物をならべて、嫦娥を記念することが慣わしになった――といわれている。
中秋節

日本でも祝われている

日本ではこの夜の月を「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼ぶ。

秋分は北半球では、太陽と月の角度により、月の(地球から見た)位置が最も適している。
日本の秋分は旧暦では旧暦8月15日になる。
実際の新暦(太陽暦)での日付は、秋分(9月23日ごろ)の前後半月の1ヶ月の期間の中で変動する。
現代では、月が見える場所などに、薄(すすき)を飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、御酒を供えて月を眺める(お月見料理)。

この十五夜の月を鑑賞する慣習は中国に由来する。

台湾や香港での祝い方

中国本土はもとより、台湾や香港でも中秋節が祝われている。しかしその祝い方は多種多様だ。
台湾では中秋節は重要な民俗行事であり、全台湾が休日となる。月見をして月餅や文旦を食べる習慣がある。

地区的な文化としては、美濃区の客家のアヒルを殺して食べる習慣や、宜蘭の小麦粉を練って中に黒糖を塗って焼いた「菜餅」を食べる習慣がある。
また、台湾南部ではおもちや火鍋を食べる風習もある。
1980年代中期から、当日屋外でバーベキューをするなどの別の楽しみ方が増えている。

香港祝日休日は旧暦8月16日(中秋節の翌日)となっているが、幾つかの学校や会社は8月15日の午後から休みとなる。
人々は月餅を買う他、サトイモやスターフルーツやヒシを買ってお祝いをする。

近年の香港では様々な新式月餅が起こり、特に冰皮月餅(アイス月餅)が流行している。
夜には公園で市民がろうそくを灯し、灯籠を掛る。若者たちの間では大量の液化したロウに水をかけ火炎が盛り上がる様で遊ぶ者たちもいるが、安全のため香港政府は1990年代初頭より、厳しく取り締まっている。
香港の主要な公園には、大小の灯籠を飾り、気分を盛り上げる。

銅鑼湾の大坑では、ドラゴンダンスを3日続けて行う。これは客家の習慣で、旧暦8月14日から16日の3日間続けて行い、災いを消し貧乏から逃れることを願う。
また、年長者に長寿麵を、年少者に豬仔餅を送る習慣がある地区がある。
月餅

中秋節に月を祭るときには、必ず月餅やくだものがなければならない。月餅はいつごろ生まれたのか諸説があるが、南宋の『武林旧事』(宋代・杭州の繁盛記、周密著、10巻)には、すでに「月餅」という表記が出てくる。その後、明代(1368〜1644年)になると団欒の意味を表す月餅は、中秋節の供え物や民間の贈答品として形作られたようである。

菓子屋が作る月餅は、多くが嫦娥、広寒宮、玉兎などのデザイン、または「中秋快楽」などの縁起のよい言葉を刻んだ月餅の型に、材料や餡を入れて、それを圧しつけ、焼きあげたもの。各地方によって、使う餡や風味が異なるために、月餅の種類は200以上あるといわれる。

月餅を食べるときにも、注意することがある。各地方ではふつう月を祭り、それから月餅を食べながら月見をする。月餅は、ふつう家族の人数によって均等に切り分けるが、それは一家団欒を象徴している。
しかし武威市での慣わしはそれとは異なり、夜空の満月と世の中の団欒を象徴する月餅は、中秋節の夜に絶対切り分けてはならない。翌日になり、月が欠け始めてから、ようやく切り分けて食べることができるという。
現在の中秋節では月餅が贈答品となり、パッケージもますます派手になっている


月餅

月餅にもいろんな種類がある。味ももちろん色々
月餅


2013年の8月に話題となった香港老舗メーカーが発売した「お尻型」の月餅(げっぺい)
が「伝統文化への侮辱」と批判を浴びた。

香港の老舗メーカーが人気おしゃれブランドとのコラボレーション企画で製造し、シンガポールで発売した「お尻型」の月餅。
「ウサギのしっぽ」「Tバック」「穴あきパンツ」「片手で隠す」の4バージョンあり、
ほんとかどうか定かではないが、香港では数年前から販売され、人気の商品だという。

その一方で「伝統文化の価値を貶めるもの」という批判も上がっている。
月餅
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