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中国の宗教
中国では憲法で、信仰の自由が保障されている。「国や社会に危害がないかぎり」との制限があるが、そのこと自体は多くの国と同様であり、特におかしな点はない。

共産党員が信仰を持つことは禁止されているが、政治団体は特定の信条や思想のもとに結集するものであり、「党員は宗教不可」の規定を設けていることも、おかしなことではない。

世界のどの国を見てもそうであるように、中国にも伝統的な民族宗教がある。
しかし中国の主な宗教は三教と呼ばれ、儒教、仏教、道教で構成されている。

各宗教については下記を参照

・中国の儒教 ・中国の仏教 ・中国の道教


しかし1949年以降無神論を旨とする共産党政権樹立に伴い、中国本土では宗教に制限が掛けられた。

現在中国政府は、公式には仏教、道教、イスラム教、プロテスタントおよびカトリックの5宗教を認知している。

その他の宗教としては、
中国南部の守護神で海神たる媽祖や、国生みの祖であり民族精神の発露たる黄帝の他、富を司る財神や盤古などに対する信仰も厚い。


ひとつ踏まえておきたい点としては、中国国民の多くは、民俗宗教と仏教との双方を信仰していることが多いということだ。もともとあった民族宗教に新しく入っきた仏教などの教えを融合させるという変化は、世界の各地でも多く見られている。

2010年に行われた宗教に関する調査では以下のような結果がでている。
10数億人が何らかの形で民俗宗教や道教に帰依しているといわれるが、大半は自分は無宗教だと認識している。

民族宗教仏教徒キリスト教イスラム教無宗教
2億8500万人 (21.9%)2億3700万人(18.2%) 6650万人 (5.1%) 2340万人 (0.8%) 6億7870万人 (52.2%)


その他の宗教としては
法輪功や天道、唯心聖教といった新宗教。

また、主要民族宗教としては、チベット仏教の他、回族やウイグル族が帰依するイスラム教が挙げられる。

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