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ホーム>中国の文化>中国の祝日>中国の旧正月[春節]
中国の旧正月"春節" |
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日本では1月1日を元旦としてお祝いする。
これは太陽暦に沿った元旦を祝う日本の、いや世界で一般的な習慣だと思う。
しかし 中国では太陰暦の1月1日を大々的に祝う。これが中国の"春節(chun1jie2)"。 太陰暦の1月1日なので毎年日付が異なる。
この春節は中国人にとって一年で一番の大きな行事だ。日本でも正月は確かに思い入れのある時期に違いないけど、中国は半端ない。学校はこの時期1ヵ月以上休みで、社会人もかなりの休みをとる。
おもしろいのはこの時期たくさんのアルバイトや社会人は休みをたくさん取るためか、心機一転するのか仕事を変える。確かに会社もそうそう休ませてくれるわけもないが、彼らにとっては仕事を変えることはそんなにたいしたことでもないらしい。
日本と同じようにこの時期には大半の人が故郷に戻って家族と一緒に過ごす。中国の数億人の人が一斉に移動する時期。だからもちろん飛行機や電車やバスといった交通機関が大変なことになる。まあ想像できるけど。
それにくわえてこの日は昼夜問わず一日中”爆竹”が鳴り響く。1セットの爆竹がだいたい2000発なんだけど、みんながみんな買い込んで鳴らすからもう外は爆竹の音やそのかすが散乱して「うっっ・・・!」って感じになる。
しかし近年では都市部での爆竹は禁止になっているので、もうこのようなお祭り騒ぎと爆竹を聞ける機会も残念だが少なくなってる。 |
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旧正月の由来 |
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中国の昔話によると、毎年大晦日の夜になると、「年」と言う悪い鬼が街にやってきたそうだ。そのため村人は山に避難しなければならなかった。
そんなある年、ある乞食のおじいさんがやってきて、街を守るために家の門に赤い貼紙をし部屋を提灯でこうこうと明るくした。
この赤い貼紙を"春聯(chun1lian4)"と呼ぶ。
春聯についてはこちら
そして鬼が家の中に入ってこようとすると竹を燃やし「バチバチ」音を立てて鬼を追い払ったといわれている。
悪い鬼(年)にとって大嫌いなものは、赤色と爆音だった。それ以来街にはもう鬼は来なくなったそうだ。
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