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国際金融センター上位10都市(2013年09月20日)
9月10日に発表された「2013年新華-ダウ・ジョーンズ国際金融センター発展指数」によると、国際金融センターの上位10都市には、
ニューヨーク、ロンドン、香港、東京、シンガポール、上海、パリ、フランクフルト、シカゴ、シドニーが並んだ。新華網が伝えている。


第1位:ニューヨーク(4年間トップ)

ニューヨーク

2010年に同指数が発表されるようになってから、米国のニューヨークはその高い実力により4年連続で首位を保った。米国はもとより世界の経済の中心として、ニューヨーク金融市場の完成度や発展レベルには疑問の余地がない。道幅11メートルのわずか1マイル(約1.6キロメートル)足らずのウォール街に、世界レベルの銀行、証券取引所、保険会社などの金融機関が集結し、ニューヨーク証券取引所では連日、巨額の金融取引が行われている。だが13年には「成長発展」の項目で前年を下回り、上海、香港、ロンドンに次ぐ4位に順位を下げた。10年と11年も4位だった。



第2位・ロンドン(これまで通りの力強さ)

ロンドン

昨年以来、欧州各国は欧州債務危機に苦しめられているが、欧州最大の、米ニューヨーク市場と拮抗しうる金融センター都市である英国・ロンドンは、総合指数ランキングで前年同様2位となり、伝統的金融都市の実力をみせつけた。政治、経済、自然環境に体現される「国の環境」の項目では、今年はニューヨークに代わってトップに立ち、「成長発展」では前年に引き続いて3位だった。



第3位・香港(初のトップ3入り)

香港

「東洋の真珠」と形容される香港は、13年に初めて東京を抜き、総合力で世界3位の国際金融センター都市に飛躍した。東京、シンガポール、上海とともに、世界の中で相対的に堅固で集中的な地域金融センター群を形作っている、高度な繁栄レベルの国際的大都市である香港は、今年は「成長発展」の項目でロンドン、ニューヨークを追い抜き2位になった。他の項目でも目立ったバランスのよい成果をあげている。



第4位:東京(任務は重く道は遠い)

東京

香港のランク上昇を受けて、日本の東京は初めて世界金融センター上位3都市入りできなかった。成長力の高い上海、香港、シンガポールといったアジアの金融センターに比べ、東京は明らかに活力の点で負けている。だが「金融市場」、「サービス水準」、「産業のバックアップ」の項目では引き続き世界3位にとどまり、長年にわたって実力を保ち、欧米の金融センターと拮抗している。


第5位:シンガポール(多様性のある都市)

シンガポール

他都市が変動する中、シンガポールの順位はいつも非常に安定しており、世界の金融センターの中で3年連続で総合力5位を維持した。多民族が共生する移民国家のシンガポールは非凡な実力を備え、「成長発展」、「サービス水準」、「国の環境」の項目では5位、「産業のバックアップ」の項目では6位だった。


第6位:上海(最も成長力ある都市)

上海

13年の世界の金融センターの総合力ランキングで、上海は6位を保った。「成長発展」の項目では4年連続でトップに立ち、アジア・太平洋地域で最も成長力に富んだ金融センター都市となった。新興5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の各金融センター都市の発展情況をみると、上海は信頼度、資金吸引力、人材吸引力、金融商品の豊富さ、金融のイノベーションレベル、資金調達の利便性などでトップに立った。だが世界的にみれば、「産業のバックアップ」では12年から1つ順位を下げて5位になり、サービス水準の最低ラインの低さには向上と改善が待たれる。


第7位:パリ(V字逆転)

パリ

フランスのパリは総合力ランキングで12年の8位から13年は7位に順位を上げ、過去3年間に徐々に順位を下げたのとは鮮明な対照を成している。欧州の金融センターの中で、パリはロンドンに次ぐ存在だ。「産業のバックアップ」の項目では8位で前回より上昇し、「サービス水準」と「国の環境」では6位だった。


第8位:フランクフルト(全面的に低下)

フランクフルト

欧州の金融センターは現代の世界の金融センターの発祥地であり、これまでずっと「伝統」や「老舗」のイメージを保ってきた。だが欧州債務危機が引き続き進行する中で、欧州経済とユーロは過去1年にわたり劣勢を跳ね返せないでいる。ドイツのフランクフルトは総合力ランキングで12年のパリと入れ替わり、8位になった。資本市場、外国為替市場、銀行市場、保険市場で構成された「金融市場」の項目をみると、12年の5位から3つ順位を下げて8位になった。また「成長発展」では10位入りできず、前年の5位から15位に下がり、「産業のバックアップ」では7位から10位に、「サービス水準」では7位から9位に、「国の環境」では4位から8位に、それぞれ順位を下げた。


第9位:シカゴ(ランキング上昇)

シカゴ

米国中西部の重要金融センターであるシカゴは、12年から1つ順位を上げて9位になり、ビジネス環境とスマート資本で構成される「産業のバックアップ」の項目でも1つ順位を上げて9位になった。シカゴは米国第2のビジネスセンターであり、最大の先物取引市場でもあり、シカゴ先物取引市場は現在、世界の最も代表的な農産物取引市場となっている。また06年にはシカゴ商品取引所がシカゴ・マーカンタイル取引所と合併し、世界最大の金融派生商品(デリバティブ)取引所であるCMEグループが発足した。


第10位:シドニー(上位10位に返り咲き)

シドニー

オーストラリアのシドニーは12年に続いて再び上位10位に返り咲いた。金融市場の完成度と発達レベルは金融センターの発展にとって一番重要な要素であり、シドニーが初めて東京、香港、シンガポール、上海とともに上位10都市入りしたことから、アジア・太平洋地域の金融センターや金融市場の地位が徐々に安定していることがわかる。シドニーの「サービス水準」は変化しており、前回の10位から8位に上昇。「国の環境」でも10位に返り咲いた。(編集KS)
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