中国の小児科と小児薬の危険性


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中国の小児科と小児薬の危険性
(2013年05月10日)

中国の病院には極力かかりたくない。知らない危険が多すぎる。大人はまだしも子供が病気になったら絶対に信用できる病院にいかなければならない。例え診察料が高くても・・・

中国の子供病院いつもたくさんの人
中国子供病院の様子

患者用ベッドがないから？地べたに寝かせられる…、これって入院患者か？
中国子供病院の様子

中国関心下一代工作委員会、国家食薬総局南方医薬経済研究所の主催による小児薬使用習慣および副作用に関する「安全な小児薬使用調査」が先ごろ広東省で動き出した。

中国では不適切な小児薬使用率は１２～３２％にのぼり、小児の不良反応発生率は１２％、新生児は２４．４％に達していることを人民日報が伝えた。

今回の調査は、小児薬使用習慣および副作用、専門家助言、親権者の安全な薬品使用などを内容とし、北京、上海、広州、瀋陽、成都、長沙などの１０都市以上の消費者２０００人を対象に選び、さらに主要育児サイトでのネット調査を並行して行い、小児薬使用の全容を突き止める構えだ。

調査を行う広州王老吉薬業の関係責任者によると、調査の結果は『三公仔・愛子有方－安全な小児薬使用白書』にまとめ、一般に向けて公開されるという。これは全国の病気治療用小児薬の安全使用を全面的に反映し、正しい指導を行う中国初の権威ある報告書となり、親や医者の誤った認識を是正し、小児薬の臨床使用を一段と正しくし、国に安全な小児薬使用面での関連法令整備を働きかけ、企業に対し小児薬整備を導くものとなる。

調査現場で広東省婦幼保健院の常燕群教授は、
「世界保健機関（ＷＨＯ）のデータによると、世界の５歳以下児童の死亡者数は毎年１０００万人に達し、そのうち、３分の２は不適切な薬品使用が原因。中国の人口は多く、小児科にかかる人数は外来数の２０％に達するが、薬品使用の危険も潜んでおり、不適切な薬品使用率は１２～３２％に達し、小児薬による不良反応率は成人の２倍に達している。中国耳障害児童リハビリセンターの集計で明らかになっていることは、７歳以下の耳障害者の３０％が過剰な薬品投与による副作用が原因だ」
と紹介した。

紹介によると、小児薬が安全ではない背景には、
（１）親に薬品使用の知識がなく、薬品使用について誤った認識がある、
（２）薬品が足りない２つの事情がある。

常燕群教授によると、「中国はいま、小児薬の品種、規格、剤型が少ない問題を抱えており、現状の薬品３０００種類のうち、小児薬は約６０種類、薬品の９割以上に小児用の剤型がない。臨床薬品研究のなかで、薬品説明書や関連文献に小児薬の安全性や効き目に関する資料が乏しい」という。

当面、米国は小児薬処方の臨床研究を基本的に完了しており、ラベルや薬品使用の安全性、効き目に関する情報を整備している。英国は２００５年に「英国国立小児処方集」小児巻をまとめ、ＷＨＯは１０年度に「小児標準処方集」を発表している。中国はいま、「中国国立小児処方集」を作成中であり、１３年６月に初めて発表される予定。

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