2012年12月21日「世界終末論」が沸く


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2012年12月21日「世界終末論」中国の邪教が活発化
(2012年12月19日)

「2012年12月21日」最近世界をにぎわせている「世界の終り」

この「世界終末論」

中国ではキリスト教系新興教団「全能神」が、マヤ暦による21日「世界終末論」を利用してデマを流し集会を開くなど、活動を活発化させている。

1990年代に河南省で始まった全能神は
「女性の姿をした神が降臨し、人類に審判を下す」
「全能神を信じる者だけが救われる」
などと布教するとともに
「今の中国は没落した帝王の大家族で、大きな赤い龍（大紅龍）に支配されている」
「赤い龍（共産党）を滅ぼし、新国家を打ち立てよ」
とも宣伝し政治色の強いカルト教団。

最近ではマヤ暦に基づき2012年12月21日を世界の終わりとする「マヤの世界終末論」を唱え、人々を惑わしている。

「全能神」教は、「東方閃電」「実際神」とも呼ばれる。
創始者は別のキリスト系新興教団の幹部だった趙維山氏。
1990年代に河南省に組織が出現し、陝西省、内モンゴル自治区、山西省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省など各地に広まった。

中国政府・国家宗教事務局は、「聖書を曲解した教義により、キリスト教の名を借りて違法活動に従事している」として、邪教とみなし早くから取り締まり対象としている。

最近の動向
全能神教会はは12月5、6に中国青海省の省都・西寧市などで「違法な宣伝・集会活動」を実行。取り締まりが厳しくなったため、7日以降は公の活動を控え、隠れて宣伝物を配るなどしたという。当局は全能神の拠点を捜索し、書籍や横断幕など約5000点の宣伝物やパソコン、プリンターなどを押収している。

河南省で12月8日、1000人近い「全能神」信者がデモを行い、地元政府と派出所を包囲したという話も伝えられている。

河南省南陽市で12月16日、「全能神」の信者300人以上が、公安当局に拘束された地元組織幹部の釈放を求めて警察署前で一斉にひざまずく騒ぎがあった。

中国の国営新華社通信は18日までに、キリスト教系宗教集団「全能神」のメンバー計101人を全国各地で拘束したと伝えた。

中国青海省の公安当局は18日までに、中国政府が「邪教」と認定するキリスト教系宗教集団「全能神」の一斉摘発に乗り出し、メンバー約400人を拘束した。

陝西省での宣伝…?行進？布教？

この教団、もし世界の終りが来なかったらどうなるのだろう？

さて12月21日を過ぎたが・・・・

マヤ暦が根拠とされる予言では「人類滅亡の日」の２１日、滅亡自体は今のところ起きていないが、デマで生活必需品の買い占めが起きたりした国々では、騒ぎを楽しむ人も加わって混乱が続いた。

ロウソクの買い占め騒ぎや、避難用の船やカプセルを造る人が各地に現れたりした中国では、２１日は平静だったものの、
「全能神」教団の拘束者は１６の省や自治区で１３００人を超えた。首都北京でも拘束者が出ているという。