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中国で発生している「H7N9型」鳥インフルエンザ

中国で発生している「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの人への感染についての情報を提供する

感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を参照


中国滞在中の方は引き続き、以下の点に注意しましょう。
(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けること。
(2)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避け、不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、死んだ鳥や放し飼いの家禽や鳥の排泄物に汚染された物との接触を避けること。また、手洗い、うがい等につとめ、衛生管理に十分注意し、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけること。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。

鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が中国で広がっている問題で、国家衛生・計画出産委員会は4月24日、これまで毎日発表していた新たな感染者に関する情報について、週1回にする方針を明らかにした。
中国当局と合同調査を行っている世界保健機関(WHO)は透明性のある情報公開を続けるよう求めている。03年の新型肺炎「SARS」の時とは違い、今回の中国当局の情報公開の姿勢には一定の評価もあっただけに、姿勢の後退には批判も出そうだ。
方針は「突発公共衛生事件の情報発表に関する規定」によるとしている。ただ、各省や市の衛生当局はこれまでも個別に感染者情報を発表しており、同委員会の方針に追随するかは不明
2013年5月29日
北京市衛生局は5月28日、同市の6歳の男児について、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染を確認したことを発表した。北京市では3例目の感染確定症例(1名は臨床症状なし)となる。

5月28日午前、北京市疾病予防コントロールセンターは、北京市における大規模なインフルエンザ症例の病原学モニタリング検査の中で、北京大学人民医院で診察を受けたインフルエンザ症状のある一人から鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染症例を発見した。
同日午後4時、北京市の臨床専門家グループはこれを確定症例と判断した。

患者は徐某、男性、6歳、北京市海淀区在住。5月21日、発熱を伴う喉の痛み、頭痛を発症し、北京大学人民医院で診察を受けた。家族は家禽との接触歴を否定。診察した医者は、両側の扁桃腺の腫れ及び膿状の分泌物を発見したため、抗炎症剤及び対処療法等の治療を行った。5月22日から24日にかけて、毎日病院で点滴を受け、5月23日午後、体温は正常に戻り、症状は消え、5月24日午後には幼稚園に登園した。患者が治療期間中、北京大学人民医院は採取したサンプルを疾病予防コントロールセンターに送付し、市及び区の検査及び再検査の結果、5月28日患者は鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染と確定診断され、北京地壇病院で更なる観察治療を受けることとなった。目下、患者の健康状況は良好で、5日間連続で体温は正常である。当該症例は、北京市が報告する第2例目の鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染確定症例となった。
2013年5月14日
5月13日16時時点の中国国家衛生・計画生育委員会の発表を踏まえた、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、北京市、河南省、山東省、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、江西省、福建省、湖南省の計131名(臨床症状のない一例を含む)、死亡者数は35名。

発表によればこの一週間で中国の感染例は1例(江西省)増えている。また死亡例は計35例となっており、同一週間で4例増えている。
(1)5月13日16時時点で、中国で130例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染確定症例が報告され、そのうち、35名が死亡、57名が回復している。(当館注:北京市の感染者2名のうち、4月15日付の当館の「鳥インフルエンザ関連情報(第九報)」で連絡した北京市での4歳男児の感染のケースについては、ウイルス感染は確認されたものの、臨床症状がないとして、中国当局発表の感染者合計数には含まれていない。)

(2)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(4例、死亡1例)、山東省(2例)、上海市(33例、死亡14例)、安徽省(4例、死亡2例)、江蘇省(27例、死亡8例)、浙江省(46例、死亡7例)、江西省(6例、死亡1例)、福建省(5例)、湖南省(2例)の10省市。
(当館注:死亡例については、5月13日の発表で地域が公表されていないため、一部の死亡例の地域が不明となっている。)

(3)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。

上海市では過去20日にわたり新たな感染例が確認されておらず、感染者の濃厚接触者458名も全て医学的観察が解除となっており、現在の感染状況は予防、コントロール可能になったことに鑑み、本10日をもって、「鳥インフルエンザA(H7N9)流行緊急対応第3級対応」を終了することとする。上海市の予防・コントロール合同メカニズムは継続運用し、予防・コントロール業務は常態化管理に移行する。関係部門は、警戒を怠ってはならず、業務上気を緩めることなく、鳥インフルエンザA(H7N9)の予防・コントロールを全力で行うことを継続しなければならない。
2013年5月7日
5月6日16時時点、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、北京市、河南省、山東省、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、江西省、福建省、湖南省の計130名(臨床症状のない一例を含む)、死亡者数は31名。

同一週間で中国本土の感染例は2例(いずれも福建省)増え、死亡例は計31例、同一週間で4例増えている。
(1)5月1日16時時点で、中国で129例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染確定症例が報告され、そのうち、31名が死亡、42名が回復している。 (2)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(4例)、山東省(2例)、上海市(33例、死亡13例)、安徽省(4例、死亡2例)、江蘇省(27例、死亡8例)、浙江省(46例、死亡7例)、江西省(5例、死亡1例)、福建省(5例)、湖南省(2例)の10省市。 (3)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。
2013年5月1日
5月1日16時点、中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、北京市、河南省、山東省、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、江西省、福建省、湖南省の計128名(臨床症状のない一例を含む)、死亡者数は27名。

発表によれば、同一週間で中国本土の感染例は19例増えている。また、死亡例は計26例、同1週間で3例増えている。
(1)5月1日16時時点で、中国で127例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染確定症例が報告され、そのうち、26名が死亡、26名が回復している。
(2)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(4例)、山東省(2例)、上海市(33例、死亡13例)、安徽省(4例、死亡1例)、江蘇省(27例、死亡6例)、浙江省(46例、死亡6例)、江西省(5例)、福建省(3例)、湖南省(2例)の10省市。
(3)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。
2013年4月25日
中国国家衛生・計画生育委員会及びWHOが共同で発足させた鳥インフルエンザA(H7N9)感染防止視察チームは、24日、報告会を行った

★視察チームは、上海で家禽マーケットや報告のあった発症例の居住環境の視察を行った。ウイルスが感染した鳥類、特に家禽類及びウイルスに汚染された環境は最も可能性の高い感染源であり、感染の危険性は主に家禽マーケットに集中している。現在の状況から渡り鳥や渡り鳥の生息地からH7N9の陽性反応はない。

★ほとんどの病例は散発的であるが、個別の家庭に集中した病例もあった。しかしながら、この種の家庭が共同で暴露があったか限定的なヒト-ヒト感染があったかは定かではない。現在のところヒト-ヒト感染発生の証拠は十分ではない。また、持続的なヒト-ヒト感染は発見されていない。
★突発性公共衛生事件情報発表に関する規定に基づき、4月24日から、鳥インフルエンザA(H7N9)ヒト感染情報は、日毎の発表から週毎の発表することとなった。

★台湾の衛生署疾病管制局は、24日、3月28日から4月9日まで江蘇省の蘇州に出張していた台湾人男性(53歳)が、鳥インフルエンザA(H7N9)に感染していたことを新たに確認したことを発表した。
2013年4月23日
4月22日16時時点で、中国で104例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染確定症例が報告され、
そのうち、21名が死亡、13名が回復、その他の70名は現在各指定病院で治療を行っていることを発表

★山東省政府は、22日、同省の棗庄市の市立医院で収容治療されている36歳の男性が、同省で初めてとなる鳥インフルエンザA(H7N9)の感染疑い例となっており、現在、北京の中国疾病予防コントロールセンターで感染についての最終確認を行っているところであることを明らかに。
★上海市政府は、22日午後、中国衛生・計画生育委員会とWHOが共同で発足させた鳥インフルエンザA(H7N9)調査グループによるメディア向けの状況報告会を実施。上海市新聞弁公室の発表した記録によれば、調査チームの国際チームのヘッドであるWHOのケイジ・フクダ事務局長補は、上海市の感染状況に関し、現在得られている情報からは、感染は活きた家禽類の交易市場からのものであると考えられること、現時点ではウイルスが継続的なヒト・ヒト感染を引き起こすことを示す証拠はないこと、上海市の対応は迅速で効果的であること等を指摘した上で、上海以外の地域も含め、情報の公開と透明性を今後も維持して欲しいと述べた。
2013年4月21日
4月21日17時点で中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、
北京市、河南省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の計103名(臨床症状のない一例を含む)死亡者数は20名

(1)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(3例)、上海市(33例、死亡11例)、江蘇省(24例、死亡3例)、浙江省(38例、死亡5例)、安徽省(3例、死亡1例)の6省市。
(2)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。

★19日付けでWHO駐中国代表処は、中国衛生・計画生育委員会の招請を受け、WHOが感染に対する予防とコントロールに関する助言を行うため、鳥インフルエンザA(H7N9)の感染を受けている地域を視察するための専門家チームを立ち上げた旨発表。
(1)WHOの専門チームは、中国衛生・計画生育委員会とWHOが共同で率いて、中国内外の流行病学、実験室・臨床管理及びその他の専門家からなり、北京及び上海の実験室、医院、診療所、マーケット及び感染症発生地を訪問する予定。
(2)3月31日に初めての病例を認識した後、WHOは中国関係部門及び国際公共衛生機関と密接に協力している。疾病はヒトとヒトとの感染には容易にはつながらないものの、新型インフルエンザは変異能力を有することから、一貫して関心を有している。
(3)WHOは北京の駐華代表処、マニラのオフィス及びジュネーブ本部から組織され、感染症関心のあるその他の国及び専門家と協力している。
(4)今般の共同の視察は、国際的な専門家が現場での状況を理解すること、また、中国が世界の一流の専門家の意見や建議を聞くことができる良い機会である。視察団は4月24日に中国衛生・計画生育委員会に初歩的な結果を報告する。
2013年4月18日
4月18日17時点で中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、
北京市、河南省(注)、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の計88名(臨床症状のない一例を含む)、死亡者数は17名

(1)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(3例)、上海市(32例、死亡11例)、江蘇省(21例、死亡3例)、浙江省(27例、死亡2例)、安徽省(3例、死亡1例)の6省市。
(2)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。
2013年4月17日
4月17日17時点で中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定症例数は、
北京市、河南省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の計83名(1名は臨床症状なし)、死亡者数は17名

★4月17日17時時点で、中国で82例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染確定症例が報告され、そのうち、5名が既に回復・退院、17名が死亡、その他の60名は現在各指定病院で治療を行っていることを発表
(1)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(2例)、上海市(31例、死亡11例)、江蘇省(20例、死亡3例)、浙江省(25例、死亡2例)、安徽省(3例、死亡1例)の6省市。
(2)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒト-ヒト感染の証拠は発見されていない。

★北京市衛生局が、17日に、北京市の第一例の感染者及び1名の感染者(キャリア)は回復・退院し、新たな感染症例は発見されていないことを発表。
(1)北京市の感染状況
    4月1日以来、全市で検査した鳥インフルとの関係でハイリスクな人々の数は延べ727,552人。その内24名を排出し、その中の22名につき同ウイルス感染を排除、1名を感染と確定診断し、また、一名の感染者(キャリア)を発見した。2013年4月17日15時までで、感染例は一例、患者は既に退院。2名の濃厚接触者は既に医学観察を解かれた。
(2)北京市第一例患者の状況
    北京市の第一例の鳥インフルエンザA(H7N9)感染患者は完全に回復し、連続3回のテストで同ウイルス陰性の反応であった。16日午後、市衛生局は呼吸器科、感染科、重症医学科、レントゲン科等の5名の臨床専門家を組織して診断を行った。専門家グループは、地壇病院の説明を受け、患者の検査を行い、病状につき総合的な分析をして意見を出した。専門家グループの意見にもとづき、患者は衛生計画生育委が制定した退院基準に完全に合致しており、17日に退院した。
(3)一名の感染者(キャリア)の状況
    主体的な検査により発見された1名の感染者(キャリア)については、体温は正常、インフルエンザ症状はなく、連続2回のテストで同ウイルス反応は陰性であったことから、17日午後、既に退院した。
(4)防御コントロールの状況
    4月16日に、市衛生局が「北京市衛生局の同ウイルス防御コントロール衛生監督工作強化に関する通知」を発出、監督工作を強化し、医療衛生機構の措置強化、毎日の検査報告制度の構築、飲食業への監督強化、未検疫の家禽類製品の使用禁止等を行っている。
    基層レベルの同ウイルス防御コントロール工作を強化。
    救急・輸送工作を更に整備。「北京市救急センターの同ウイルスヒト感染の疑似例、確定病例の輸送プロセス(草案)」及び「北京市救急センター発熱病人の輸送プロセス(草案)」を下達。
    市衛生局が対策費として600万元を支出。市疾病予防コントロールセンターに300万元、地壇病院に200万元、佑安病院に100万元を割り当て。

★また、中国農業部は、17日、これまでに、各地の家禽屠殺場、家禽養殖場、ブタ屠殺場、野生禽類生息地などから集めた84444サンプルのうち、47801サンプルについて検査を終了し、39サンプルについて鳥インフルエンザA(H7N9)の陽性を確認したことを明らかにしました。同部の発表によれば、39サンプルには、南京市秦淮区の野生の鳩のサンプルの他、浙江省湖州市の浙北農副産品卸売市場の鶏のサンプル、同市呉興区の道場郷農貿市場の鶏のサンプルなど、上海、安徽、浙江、江蘇の生きた禽類を扱う9ヶ所の市場のサンプルが含まれている一方、現時点では、家禽類やブタの養殖場ではウイルスは検出されていないとされている。
★16日、WHOは、引き続き本件感染症に関するヒト-ヒト感染例は確認されていないこと,及び本件感染症に関し、渡航や貿易を制限することを推奨しないとしています。中国当局ならびにWHOは、今後も引き続き,感染源の特定や感染発生状況等につき、疫学的調査を継続していくとしている。
2013年4月16日
4月15日18時点で中国における「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの感染確定症例数は、
北京市、河南省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の計64(1名は臨床症状なし)、死亡者数は14名

(1)症例の分布は、北京市(1例)、河南省(2例)、上海市(24例、死亡9例)、江蘇省(17例、死亡2例)、浙江省(16例、死亡2例)、安徽省(3例、死亡1例)の6省市。
(2)現在、症例は依然として散発状態にあり、現時点においてヒトヒト感染の証拠は発見されていない。
2013年4月15日
本日まで中国における「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの感染確定症例数は、
北京市、河南省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の計61名(1名は臨床症状なし)、死亡者数は13名

(1)2013年4月14日20時30分、北京市衛生局は北京市疾病予防コントロールセンターの報告を受けた。北京市でのH7N9人感染の第一例の父親が販売した家禽に関係している人々につき主体的に検査を行ったところ、4歳男児がH7N9陽性であることを発見した。
(2)現在、当該男児には臨床症状がない。北京市の臨床専門家組織はその臨床状況、疫学調査及び実験室の検査結果に基づき、当該男児がH7N9人感染ウイルスの感染者(キャリア)であることを総合的に判断した。当該男児の健康状況への関心から、衛生部門は当該男児を地壇病院に送り、医学観察を行っている。
(3)今回の主体的な検査は朝陽区疾病予防コントロールセンターが実施し、その範囲は朝陽区崔各庄郷ダイ(女偏に乃)東村の家禽類養殖者合計24人を含み、喉からのサンプル採取の方式で北京市疾病予防コントロールセンターが検査を行った。当該男児の父母は家禽や魚類の販売に従事し、通りの対面にある居住者が第一例の家庭が販売した鳥を購入していた。
(4)今回の感染者(キャリア)発見は、北京市が受動的な「症状検査」からハイリスクの人々に対して主体的な「病原学検査」を行うようになったことで、防御コントロール工作の主体性と予測可能性が更に高められたことを示す。専門家は、今回の主体的な検査の結果はH7N9ウイルスの感染力及び感染しやすい人のグループを判断するのに一定の参考価値があると分析している。
2013年4月14日
河南省衛生庁は、14日、「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例が発生したことを発表

(1)2013年4月14日、河南省の周口市及び開封市でH7N9の人感染症例を一件ずつ確定診断した。2名の患者は河南省では初のH7N9人感染症例である。
(2)患者は、男性、馬某、34歳、開封市尉氏県大橋郷、調理師。4月6日、患者には胸の不具合、食欲不振に発熱、咳、痰等の症状が伴って出現、尉氏県人民病院で診断を受け、入院治療を受けることとなった。4月9日、患者の症状が重くなり、「重症肺炎」となったため開封市淮河病院に転院した。患者には3年に及ぶ高血圧歴がある。現在、患者の状況は重く、淮河病院のICUで治療を受けている。
(3)患者は、男性、張某、65歳、現住所は周口市川匯区、農民、家禽との接触は比較的多い。4月8日に患者には発熱、咳、痰等の明確な症状は出ておらず、4月10日に周口市伝染病院で診察を受け、入院した際には体温は39度、咳、痰、筋肉痛等の症状が出ていた。積極的な治療の結果、患者の容態には改善が見られ、病状は安定している。
(4)調査の結果、2例の症例の濃厚接触者は合計19名で、既に即時に医学観察措置が講じられ、現在全ての濃厚接触者に異常は出ていない。 (5)現在、上記の2症例の間には、疫学的な関連性はない。
2013年4月13日
京市で初めての「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例が発生した

(1)北京市疾病コントロールセンターの実験室の検査測定等を経て、地壇医院で治療を受けている7歳の女児が「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスに感染されていることを確認した。

(2)これは北京市で発生した初めての「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例である。現在、北京地壇医院で患者に対して救援措置を講じているところ、患者の病状は安定している。北京市疾病コントロールセンターは、2名の濃厚接触者に対して既に医学観察を行っているが、これまで異常症状は見られていない。

2013年4月8日10時
中国国家衛生・計画生育委員会は、WHOと共同で、H7N9鳥インフルエンザに関する記者会見を行った

中国国家衛生・計画生育委員会

1.4月7日24時時点で、中国で21例の「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例が報告されている。症例の分布は、上海市(10例、死亡4例)、江蘇省(6例)、安徽省(2例)、浙江省(3例、死亡2例)の4省市。

2.現在の調査結果によると、今回のH7N9鳥インフルエンザは新しく配列したウイルスであり、感染源は家禽類である。これらの症例は全て散発的に発生しており、確定症例の間では、疫学的な関係は見つかっておらず、全ての症例の濃厚接触者621人に対して調査を行った結果、これまで異常症状は見られていない。

3.現時点においてヒトからヒトへの感染は確認されていない。

4.今後、中国国家衛生・計画生育委員会は、以下の対策を行っていく。

予防コントロールシステム機能及び専門家の役割を十分に発揮し、部門間、地域間、中央と地方の間で協力し合い、予防抑制を確実に進めていく。

・疫病に関する研究を強化し、国内外の関連研究成果と進展を即時に収集・分析し、リスクについて評価し、予防の策略と措置を科学的に制定する。

・応急措置業務を継続し、適切に医療機関、特に医療機関の症例の早期識別及び発見能力を高める。適切に重症症例の臨床応急措置を強化し、死亡を最大限減少させることを最優先する。

・疾病のモニタリング強化を継続し、重点的に原因不明の肺炎及びインフルエンザ症例のモニタリングを展開し、濃厚接触者の追跡管理及び疾病発生地の衛生学措置を強化する。

・公開を堅持し、疾病情報の公表について透明性を確保することを継続し、社会の関心に対し直ちに回答する。同時に、WHO等の国際組織、関係国等との技術交流・協力を更に強化する。

WHO

1.WHOは国家衛生及び計画生育委員会及びその他の政府機構と密接に協力し、事案の進展を監視、コントロールし、調査活動は引き続き進行中である。現場調査を積極的に展開した後、国家の関係部門は即時に通報を行い情報のシェアをしてきている。

2.中国で最近病例が報告されたのは、初のH7N9のヒト感染例である。感染源は明確になっていないが、目下のところ、ヒトヒト感染の状況は現れていない。ある人は、華東地区で万頭規模の豚死亡案件が発生しことと、鳥インフルとヒトインフルの間の関連性があると憶測している。しかし、黄甫江の豚死体の原因は多くの可能性があり、我々は豚死体とヒトインフルの病例との関連づけを行っていない。豚の検査の結果、インフルエンザは陰性であり、関係の調査は目下進行中である。豚の臨床試験の結果はインフルエンザの状況とは合致していない。

3.一部の確定診断病例については動物又は動物のいる生活環境に接触した経歴がある。上海の某市場の鳩からはウイルスが検出された。これらの状況は動物からヒトへの感染の可能性をしめしており、目下調査中である。

4.家庭の中での発生例の2例については、ヒトヒト間の感染の可能性を示しているが、実験室の確定的な診断結果が出ておらず、また、その他のヒトヒト感染の証拠は現れていない。

5.WHOと中国の関係部門は連携を保ち、事案を密接にフォローしている。WHOが調整する国際対応行動においても、各WHOインフルエンザ協力センター及びその他の協力パートナーとの協力に重点を置き、情報の提供及び診断、治療、ワクチンの開発等の物質的な備えを行っていく。

6.WHOは本件に対し、国境での特別抜き打ち検査を行うことを提案しない。また、いかなる旅行制限や貿易制限措置を行うことも提案しない。

7.感染源及び感染経路まだ確定できていないが、以下の基本的な衛生予防措置に注意することは慎重なやり方であり、我々は、大衆が良好な衛生習慣を保つことで病気発生を避けることを提案する。手洗いは伝染病予防の最も基本的な公共衛生である。

8.適切に調理された肉を食することは、家禽類やその肉製品を含めて、安全である。調理の温度は少なくとも摂氏70度は必要である。しかし、死亡した動物や死体で発見された動物を食べてはいけない。

9.もし生きた動物の市場に行く、或いは農場や豚や家禽等の食用動物を飼育するところで生活している場合には、子どもを病気の動物や動物の死体から隔離しなくてはならない。病気や死亡していた動物を食べるべきではなく、現地の関係部門に状況を報告すべきである。

10.WHOは、国家の関係部門の技術面の協力パートナーと密接な協力を継続し、ヒトへの感染の状況について理解を深め、理解した状況につき最新の情報を提供していく。

2013年4月6日17時
中国衛生部は現時点で、中国で18例の「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例が報告され、そのうち6名が死亡していることを発表


症例の分布は、上海市(8例、死亡4例)、江蘇省(6例)、安徽省(1例)、浙江省(3例、死亡2例)の4省市。

確定症例の間では、疫学的な関係は見つかっておらず、全ての症例の濃厚接触者に対して既に医学観察が行われているが、これまで異常症状は見られていない。

現時点においてヒトからヒトへの感染は確認されていない。

現在、 国家衛生・計画生育委員会及び中国疾病予防コントロールセンターは、多くのルートを通じて疫病及び関連情報を集め、原因不明の肺炎に関するモニタリング、疫学調査、病原学検査分析、患者と密接接触者の管理等の予防抑制措置を実施し、疫病の拡散を防ぐようにしている。また、中国疾病予防コントロールセンターはウイルスを分離した後、実験室検査試薬を迅速に調製し、全国全ての省レベル疾病予防コントロールセンターの実験室及び疾病の発生した上海市、 浙江省、江蘇省、安徽省の4省全ての地区・市レベルの疾病予防コントロールセンターの実験室に配分している。

また、中国農業部は、4日・5日、上海市の農業副産品卸売り市場から提出された鳩・鶏のサンプルから「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスが発見されたことを発表しました。遺伝子分析の結果、当該ウイルスは弱毒性のトリインフルエンザウイルスであり、「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染者から分離されたウイルスと遺伝子構造が非常に似通っているとのこと。

陽性のサンプルが検測された後、当地政府は直ちに各防御作業を展開し、関係応急対策及び防除技術規格の要求に基づき、迅速に関係市場を閉鎖、市場内に現存する全ての家禽の殺処分及び無害化処理、市場に対する徹底的な清浄消毒を実施するとともに、並行して動物中のH7N9型鳥インフルエンザウイルスの検測範囲を一歩拡大している。


かかる状況を受けて、在留邦人の方への注意。
1.発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けること。

2.不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意すること。また十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてること。

3.外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけること。
2013年4月2日
江蘇省衛生庁は、江蘇省で「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの人への感染4例が確認された旨を発表した。

4名の感染者の状況

いずれも、4月2日に江蘇省政府衛生庁専門家により「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスに感染したとの診断が確定した。
○女性、許某、45歳、南京市江寧区住民、家禽類屠殺業に従事。3月19日発熱、目まい、全身の痛みと脱力感などの症状発生。27日午前、病状悪化を受けて南京市内の某病院ICUに搬送。現在も重症。

○女性、桑某、48歳、宿遷市●(さんずいに述の右側)陽県住民。板材加工業に従事。3月19日発熱、目まい、咳などの症状発生。30日午前、病状の悪化により南京市内の某病院ICUに搬送。現在も重症。

○男性、沈某、83歳、蘇州市呉江区住民。3月20日発熱、咳、痰、胸痛などの症状発生。29日、病状の悪化により呉江区の某病院に搬送。現在も重症。

○女性、張某、32歳、常州出身、今は無錫市濱湖区在住。3月21日発熱、咳などの症状発生。28日、病状の悪化により無錫市内の某病院ICUに搬送。現在も重症。
なお、今のところ、この4例の間には疫学的な関連は見つかっていない。

上記患者と濃厚な接触をした合計167名に対し当局が医学的観察を行っているが、今のところ、発熱、呼吸器の症状などの異常症状は見られていない。

江蘇省衛生庁等は、事態を重視し、各種の予防コントロール措置を実施している。

市民に対し、個人衛生習慣を保つことや死亡した鳥・家畜類へ接触等を行わないように注意を呼び掛けている。

また、上海市は、4月2日夕に記者会見を開き、同日付けで上海市が、「インフルエンザ流行緊急対応第3級対応」を発動し、医療機関の対応強化、予防・モニターの強化等の措置をとることとしたことを発表した。
2013年3月31日
中国衛生部及び上海市衛生部は、ホームページにて、上海市及び安徽省で「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスの人への感染3例が確認され、そのうち2名が死亡した旨を発表した。

(1) 3名の感染者の状況

○上海市在住の87歳の男性。2月19日に発症し、3月4日に死亡した。発症する前に、息子二人が同じような症状にて病院で治療を受けたが、長男は肺炎と診断され、治療後に退院し、次男は重傷肺炎と診断され、治療を受けるも死亡した。なお、二人の息子からは現時点では「H7N9型」鳥インフルエンザのウイルスは検出されていない。

○上海市在住の27歳の男性。2月27日に発症し、3月10日に死亡した。

○安徽省滁州市在住の35歳の女性。3月9日に発症し、現在江蘇省南京市の病院で治療を受けているが重体。
なお、今のところ、この3例の間には疫学的な関連は見つかっていない。

(2)上記患者と濃厚な接触をした88名に対し当局が医学的観察を行っているが、今のところ、異常症状は見られていない。また、中国全土でのインフルエンザの感染状況には特段の異常は見られない。上海市で死亡した2名にはいずれも慢性の基礎疾患があった。

(3)上記3例の感染経路は不明。
H7N9型鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染は世界でも初めてのケースであり、現時点ではワクチンは作られていない。ウイルスがヒト・ヒト間の感染能力を有していることは現時点では証明されていない。

(4)衛生部等は、事態を重視し、各種の予防コントロール措置を実施している。

(5)市民に対し、死亡した鳥・家畜類へ接触等を行わないように注意を呼び掛けている。


今次感染については、現時点では感染経路の特定等が終了しておらず、中国当局は、引き続き専門家による医学的な調査・観察が必要であるとしているところ、中国在住の方は、発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合、速やかに医師の診断を受けること。
引き続き、生きた鳥が売られている市場等で不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意すること。
清明節期間中に中国国内を旅行する場合には、必要に応じ人混みではマスクをする等の対策を心がけること。

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