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手足口病の流行

手足口病の流行

現在、中国全土で手足口病が流行しています。国家衛生・計画生育委員会の発表によれば、本年4月の中国全土での感染者は426,347人で、70人が亡くなっています(3月に比べ感染者は約2.8倍、死亡者は約2倍となっています)。全国で広く感染者がでており、同委員会は感染拡大の防止を呼びかけています。
日本では、この病気で死亡する例は殆どなく、この病気に対して過度に心配する必要はないと言われていますが、中国では毎年4月〜7月が感染のピークと言われており、特に、小さいお子様をお持ちの在留邦人の皆様におかれては、引き続き、以下の点に十分にご注意ください。

(1)手足口病に罹るのは、主に乳幼児・小児で、その症状は発熱、手・足・口に発疹・水疱が見られます。原因については、エンテロウィルス(EV71)が主流となっています。

(2)一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が1週間から10日程度で自然に治ります。合併症もほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。突然の高熱、あるいは微熱でも持続するもの、嘔吐を繰り返すもの、意識状態に変化が見られるものには慎重に対処し、早期に医師の診察を受ける必要があります。

(3)潜伏期は3−6日で、感染経路は経口、飛沫、接触ですが、症状が消失した後も3−4週間は排便中にウィルスが排泄されるため、注意が必要とされます。

(4)予防策としては、ワクチンなどの予防方法はなく、乳幼児のおしめなど排泄物に対する注意、石けんによる手洗いの励行といった一般的な衛生面での管理が重要です。


手足口病の詳しい情報については下記サイトで紹介されています。

国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(手足口病)」
https://idsc.nih.go.jp/disease/hfmd/about.html

「厚生労働省 手足口病に関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html

「日本医師会 手足口病Q&A」
https://www.med.or.jp/kansen/teashi_qa.html

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